2017年度公務員試験のEYE合格体験記

「私の公務員試験への道」

大東文化大学 経済学部4年(受験時)ベーシックコース 1,0年講座 4月生

最終合格さいたま市(大卒程度)、邑楽町(大卒程度)

二次辞退特別区I類、国税専門官

―私自身、公務員が向いていると感じた―

 私の場合は大学卒業後40年間仕事を続けられそうと思ったのが公務員だった。始めはどこに就職しようかなど考えてはいなかった。公務員を選んだきっかけは、大学2年時に大学の公務員講座を友達に勧められ申し込んだこと。この時からだろうか、私が公務員として働くのもありかもしれないと思ったのは。勉強を進めていく中で公務員というものを考えさせられる。公務員の魅力を民間企業と比較考量した末、私には公務員の方が向いていると感じた。公務員試験はとにかく勉強をして1次試験を突破しなければならない。大学時代たくさんの時間を持て余していた私にとって、公務員試験の勉強を始めるのには都合が良かったのだろう。

―EYEは勉強が継続でき己にあった環境が整備されていた―

 大学の勧めだ。大学生協との繋がりからEYEには謎の信頼があった。他の大手の予備校でも良かったのかもしれないが、EYEでは講師のサポートも充実している。加えて、担任の先生は優しく親身に悩みや不安を解消してくれる。レジュメも暗記しやすいように工夫して作り込まれているため効率良く勉強を進めたい私には大変満足できる内容であった。結局のところ公務員試験に合格する人はどこの予備校に行っても合格すると私は考えている。その中で、勉強が継続でき己にあった環境が整備されているところ、それが私にとってはEYEであったということである。

―私の学習の流れ―

スタート時期(3月~6月)

 私が本格的に勉強を始めたのは大学2年の3月からだ。私が予備校に入る1ヶ月前となる。その時は公務員試験では避けては通れない数的推理に体を馴染ませるため「解放の玉手箱 数的推理編」を1ヶ月かけて泣きながら進めた。軽いジャブのつもりで買った教材であったが私の腑抜けた脳みそには中々の衝撃であったことを覚えている。しかし公務員試験は忍耐力が問われる。ここで諦めることは許されない。数的推理を進めるのと並行して予備校に行ってからは憲法も学び始めた。その頃からか、解放の玉手箱が楽しく感じられた。3週目に入っていたのである。

中間期(7月~12月)

 7月頭、私はスー過去に手を出し始めていた、数的と憲法である。新しい教材はやはり手が進まない。しかし基礎は固まってきていたため少しづつだが進めていく。夏休みに入り経済原論・民法が姿を現す。「講義のDVDは溜めずに消化する」を意識しながら新しい科目と共に数的と憲法を更に固めていく。数的と憲法はマストだ。経済原論については初期の数的推理を始めたころの辛さが蘇る。私は基礎だけを固める作戦に変更した。一方で民法はダーウィン丸暗記で事足りる。やはり暗記は楽であった。同時に出てきた日本史、世界史も捨てることなく暗記することを強く勧める。

直前期(1月~4月)

 学系に身を委ねた私にとって専門試験科目は得意であった。行政学・経営学・政治学などすべての学系は私の掌の上にあると言わんばかりのレジュメ丸暗記。過去問演習を始めた時は正解択が浮いて見えるほどである。私は学系の暗記に楽しさを覚えていた。しかし直前期は得意科目を伸ばすのも大事だが、苦手を得意にする作業も必要である。「資料解釈」直前期に出会ったこの科目はいつしか教養試験1番の得点源になっていたのかもしれない。得意科目を増やしつつ、朝から勉強を始め、気がつくと夜になっている。これが普通になっていたのである。私は1日何時間勉強しようと考えたことは1度も無い。今日は○○をやり終えたら△△をやって休憩、その後に□□と☆☆を暗記しようという考えのもと勉強をしてきた。それが結果として1日8時間は超えていたのかもしれない。

―模試のE判定で論文のヤバさに気づく―

 私は直前期まで小論文には手をつけなかった。小論文の大切さに気がついたのは公務員公開模試を受けてE判定を貰ってからだ。さすがにこの結果には焦りを覚えた。小論文は年明けくらいから頻出題名の構成を考えていくべきだろう。対策をして望んだ2回目の公開模試の結果もD判定だったのを覚えている。しかし苦手意識を持つ必要はない。自分なりの読みやすい構成を考えて頻出題名15項目くらいを考えておけばほとんどの公務員論文試験には満足いく小論文を書くことができるだろう。

―面接対策はショートセンテンスを意識―

 これに限る。面接官との会話のキャッチボールをすることが好印象を持ってもらう一番の近道だろう。面接は数を受けるべき。そのためにも1次試験は全通過しなくてはならない。練習として数個の独立行政法人にエントリーするのもいいのかもしれない。

―常に冷静さと心には情熱を―

 公務員試験は忍耐勝負。友達が民間企業から数個の内定をもらい始める中、私だけ選考途中ということは必ず来る。また公務員を共に目指していた友人の突然の離脱といった経験もするかもしれない。しかし、自分に負けてはならない。続けてきた努力を信じて勉強・自己分析・自治体研究を進めれば必ず期待に応えてくれるだろう。勉強を進めるにあたっては公務員試験は5割を越えれば1次試験は通ると言われている。どの科目で点を取るか、これを考えて勉強を進めていくことが筆記で合格する鍵となるだろう。公務員試験の本当の闇は面接試験からだ。筆記が通ってからが勝負。常に冷静さと心には情熱を持って公務員試験に挑もう。