2017年度公務員試験のEYE合格体験記

「葛藤はありましたが最終的には諦めなくてよかったです」

既卒26歳(受験時)警察消防教養プレミアムコース10

最終合格東松山市(大卒程度)

―公務員を志望した理由―

 小学生の時にサッカーでお世話になったコーチや父兄に市役所の職員方がいたことなどから、なんとなく市役所は身近な存在であり自分も将来市役所で働くことを意識していました。もともとは国立大学や博物館の職員になりたいと考えていましたが、地域のためにやりがいを持って働けることを魅力に思い基礎自治体などの受験を決意しました。

―なぜEYEに―

 以前は大手の資格予備校に通っていましたが、そこだと勉強以外の質問(受験について不安に思っている事や併願先をどうするかなど)をいつ誰にしていいのかという事が謎で、もっと面倒見がいい予備校はないのかと思っていました。インターネットで検索してみるとEYEという予備校が「面倒見が良い、なんでも相談に乗ってくれる、アットホームな雰囲気である」という事で有名だという事がわかり入学を決めました。

―私の学習の流れ―

 私は、複数年公務員受験を続けたのであまり参考にならないと思いますが、一応書きます。基本的には復習がメインです。

・スタート時期

 講義の回数が多い憲法と苦手な数的から一日一コマ講義をDVDで消化していきました。講義が終わったらすぐに自習室で3時間くらいかけてじっくりその日の内容を復習していました。憲法と数的が終わったら自然科学→社会科学→人文科学と苦手な順に講義を進めていきました。勉強し始めは一日に勉強する範囲を決めてそれが終わったらその日はそれ以上やらないようにするといいと思います。受験勉強は長いです、間を空けずに毎日続けていく事が重要です。

・中間

 講義を全て消化した後は以前受けた模試の解き直しや自分の受けない国家や警察の過去問まで、多くの問題を解くようにしていました。その時に間違えた問題や理解していなかった箇所、気になった問題を書き残しておいて解き終わった後にレジュメなどを使ってその箇所を復習しました。この時、勉強した内容を忘れていそうだからレジュメで確認してから問題を解きたくなる気持ちになりますが、絶対に問題を解く→レジュメなどで復習という流れにしてください。最初に確認してしまうと、理解できている問題できていない問題の区別ができなくなります。理解できていなかった問題はピックアップしておいて直前期に何度も見直しましょう。

・直前期

 これまでに理解しきれていなかった箇所を焦らずにじっくりと理解する事に時間をかけていました。直前期には過去問で間違えた問題などをコピーして持ち歩き移動中の電車の中なでいつでも見られるようにしていました。本番の試験では問題を「時間内に」解けなくては意味がありません。問題を時間内に解く練習をしましょう。

―EYEで良かった事―

 私は一人で黙々と勉強する派だったので知り合いはほぼいませんでしたが、自習室で声をかけてくれた人、面接の仲間作りイベントで面接練習の相手になってくれた人がいました。みんな公務員を目指しているだけあっていい人たちです。なにより岡田先生に月1くらいで相談しに行っていたので孤独感はあまり感じませんでした。一番驚いたのは、一度も話したことの無い受付の方が私の名前を知っていてくれた事です。

―私の面接、論文対策―

 特別なことはしていません。練習を何回も繰り返しました。対策としては、聞かれそうなことを考えてしっかり答えられるように練習しました。本番でも大体聞かれそうな事を聞かれます。しかし、一人でやるのではなく面接練習をする人を確保しましょう。自分では思いつかなかった質問や、どう答えるべきかと言った新たな発見があります。面接本番の時何も思い浮かばなかったら、当たり前のことでも堂々と自信を持って喋れれば良いと先輩から聞きました。
 論文対策はEYEにある過去の論文を参考にしていくつか用意しておきました。論文の書き方が全然わからない人でもまずは他の人の論文を参考に1~2本書いてみてください。なんとなく書き方が見えてくるはずです。私もそうでした。

―勉強で工夫したこと―

 一週間で日曜日だけは絶対に勉強しないと決めていました。休みの日は休んで明日からまた頑張りましょう。

―「教養型メインで考えている人へ―

・もし経済が不安だなと思っているなら、「ミクロ」「マクロ」までDVDを観ましょう。(計算問題は除く)・丸々捨てる科目は1つだけにしましょう。私は数学でした。・一次試験のボーダーは6割と聞いた事があると思いますが、6割だとけっこう普通に落ちます。・「いやもう6割以上キツいっす」という人は『事務適性試験』の練習をしっかりしましょう。受けるところに確認する必要がありますが、一次試験の結果は教養試験と事務適性試験の合計点の場合、事務適性試験によって救われる事があります。・「数的全然取れねーよ」という人。判断4問、数的推理1〜2問取ればあとは1/5の確率で1問取れるはずです。そうすると数的全体で6/13はいきます。正直、数的の正答数をもっとあげた方がいい気もしますが、数的に限界を感じる人は目安にしてみてください。ただそうすると他の知識系の問題は落とせなくなるので、どこで点数を取っていくかはしっかり作戦を立てましょう。・人によりますが、教養型の試験(特に市役所)は国家や特別区に比べると逆に解きにくいと感じるかもしれません。問題演習をするときは「市役所の過去問500」を買ってどんな感じで出題されるのかをしっかり把握しましょう。なぜなら他の問題集や参考書は国家や特別区の過去問をメインに作られているからです。問題が足りないと感じたら警察消防の問題をやってみても良いでしょう。また、場合によっては公務員試験の勉強より中学校の時の勉強の内容を復習した方がいい時もあるかもです。