2018年度公務員試験のEYE合格体験記

「臥薪嘗胆」

武蔵大学 社会学部4年(受験時) 1.0年講座 2月生
ベーシックコース

最終合格さいたま市(大卒程度)、特別区Ⅰ類

―初めは、安定=公務員というイメージだけの漠然とした理由で公務員だった―

 両親が公務員ということもあり、公務員という職業に興味を持ち始め、特にやりたい仕事もなかったため、安定=公務員というイメージだけの漠然とした理由で公務員を目指し始めました。公務員試験に向けた勉強を始めた当初は民間企業との併願を考えていました。その中で、仕事内容を調べ、勉強を進めるにつれて日に日に公務員になりたいという思いが強くなっていきました

―武蔵大学のサッカー部の先輩の推薦でEYEに入学―

 大学の部活の先輩が通っていておすすめされました。実際に訪れてみると、人数もそれほど多くなく、アットホームな雰囲気が心地よく感じ、入校を決めました。

―私の学習の流れ―

スタート時期(2月~8月)

 はじめは勉強に慣れてないということもあり、1週間に1~2回程度しか予備校に行っていませんでした。部活と並行していたため、講義には出ることができず、ひたすら講義ビデオを見ていました。科目でいうと主要科目、主に憲法と数的処理を進めていました。ダーウィンも解いていましたが、1周しかしていなかったため、全然身についていませんでした。もっと復習を重点的にするべきだったと後々思いました。

中間期(9月~1月)

 少しずつEYEに通う頻度も増え、年内には一通りDVDを見終えるよう予定を立てていました。11月には部活もひと段落したため、勉強に本腰を入れ、主要科目の問題集をひたすら回していました。また、この時期に自分の得意科目や、不得意科目を判断し、捨て科目を決めました。自分は比較的多くの科目を捨てていたので、それ以外の科目でできるだけ点数を稼げるように努力していました。DVDをすべて見終えることはできませんでしたが、ダーウィンだけではなく、様々な問題集を解き、主要科目をある程度定着させることができたため、あまり焦ることなく年越しを迎えることができました。年末年始はどうしても勉強に集中することができず、勉強のペースを元通りにするまで1週間ほどかかってしまいました。

直前期(2月~6月)

 春休みに入るとEYEのブースが7時から解放されるため、毎日7時半には行くようにしていました。気温も低く、起きることが辛いですが、徐々に早起きにも慣れていきました。2月には特別区の模試を受け、結果はB判定でした。結果自体はよかったものの、あくまで模試であるため一喜一憂せずに、今まで通り勉強を続けました。また、3月に入り特別区の過去問を10年分解き始めました。問題を解いていく中で、自分の得意な問題や不得意な問題、問題の傾向などを分析しました。4月に入り特別区の過去問を2周し、問題を解くことにも慣れたため、国家一般職の過去問も解き始めました。特別区と国家一般職では問題の傾向も難易度も全然違うため、特別区を第一志望にしている人は国家一般職の過去問を解く必要はないと感じました。4、5月にもなるとある程度の知識は定着しているため、この時期はレジュメをひたすら読み込み、細かい知識を身に着けることが重要だと思います。

―私の面接・論文対策―

 面接対策は友人数名でグループを作り面接練習をしたり、大学のキャリア支援センターで模擬面接をしたりしていました。自分は特別区に合わせて面接対策を行っていたのですが、特別区は筆記試験が終わってから合格発表までの期間が長いので、筆記試験の合否が発表される前から面接対策を始めていました。
 論文対策に関しては、正直あまりしていません。論文の比率が高いというのは聞いていましたが、なかなか身が入りませんでした。そのため、出題されそうな項目を何個か絞り、それぞれの項目の序論とまとめの文章だけ覚えるようにしました。本論に関してはどの項目にも関連しているような内容を考え、対応するようにしていました。

―適度に趣味や娯楽で気分転換をするようにしていた―

 あまりおすすめできる勉強法ではありませんが、私はその日の気分によって勉強する教科を決めていました。細かいスケジュールを決めてそれに合わせようとすると、気分が乗らなかった場合に勉強に身が入らず、時間を無駄にしてしまうことがあるためです。
 また、適度に趣味や娯楽で気分転換をするようにしていました。勉強しかしない日々を送ってしまうとどうしてもネガティブになってしまうため、寝る前にYouTubeを見たり月に1回程度は友人と遊びに行ったりしていました。そうすることでモチベーションを高く保って勉強に臨むことができました。

―勉強する仲間の存在は大きかった―

 私が公務員試験に向けた勉強を通じて、一番必要だと感じたものはともに勉強する仲間の存在です。正直、仲間がいなければ合格できていなかったと思います。仲間と切磋琢磨し、苦楽を共にすることで最後まで公務員試験に臨むことができたため、みなさんも一人ではなく仲間と共に頑張ってください。
 また、勉強している最中は長く苦しく感じると思います。しかし終わってみればあっという間だったと思えます。今後40年自分がやりたい仕事をするための1年だと思えば乗り越えられるはずです。最後まで諦めなければ必ず結果はついてくると思うので、頑張ってください。