2018年度公務員試験のEYE合格体験記

「退職して挑戦、気持ちで合格」

既卒25歳(受験時) 1.0年講座 6月生
警察消防教養プレミアムコース10

最終合格川崎市消防士(大卒程度)

―ラグビーの経験から消防官を志望した―

 私は高校から社会人までラグビーを続けてきました。ラグビーは常にケガと隣り合わせでり試合中に救急車で運ばれることは珍しくなく、ラグビーや他のスポーツをしている人を最前線でサポートしたい、助けたいと思い消防官を志望しました。

―少数精鋭だったのでEYEを選んだ―

 私自身既卒であったため、同年代で予備校に通っている友人はいなく、少しでも予備校の雰囲気に溶け込みやすい少数精鋭のEYEを選びました。

―私の学習の流れ―

スタート時期

 2017年の8月に会社を退職し、年末まではひたすら数的処理をやりました。自分自身数的処理が苦手だった上、ほぼすべての試験で大きなウェイトを占めるため、早い段階で土台を作ることが大切だと思います。

中間期

 最初は東京消防庁志望だったため、年明けからは理系科目に力を入れました。私は文系出身だったため、ほぼほぼ初学で最初は授業と並行して高校の教科書を一から進めました。数的処理以外の科目は全て年明けから始め、授業、復習を進めるのでかなりの時間を費やしました。最終的には理系科目を克服できずに東京消防庁は不合格となり、もっと早いうちから理系科目に取り掛かるべきだったと感じました。

直前期

 過去問演習と論文に取り組みました。東京消防庁の試験終了後は川崎市消防局は自然科学、人文科学の出題がなく、文章理解、数的処理、社会科学、時事でほぼほぼ構成されているため、社会科学、時事を徹底的にやりました。私にとっては苦手な自然科学の出題がなく、社会科学は割りと好きな分野だったことが合格の要因だと感じています。今思うと、東京消防庁の試験前よりも東京消防庁の試験終了後から川崎市の試験までの一か月間は本当に集中して、気合入れて勉強できていた気がします。

―仲間がいたから勉強も苦痛どころか楽しみに―

 仲間と情報交換ができたこと、勉強の息抜きにラウンジでご飯を食べながら話す時間がとれたことです。合格するまでは誰もが不安だと思います。同じ気持ちの仲間と会話することで少しでも気持ちが楽になれば勉強も捗り、モチベーションの維持にも繋がると思います。たまに夕方で勉強を切り上げ、みんなで飲みに行くこともありました。予備校に自習に来ることが、苦痛どころか楽しみでもありました。

―私の面接・論文対策―

 面接対策は得意だったこともあり、型にはめてしまわずに言うことをある程度まとめ、1.2回模擬面接をして本番に挑みました。本番でも程よい緊張感で、スムーズに質問に答えることができました。論文対策は消防に関するニュースであったり、Youtubeなどで動画を見て情報収集を行いました。その後は合格者の論文を参考にしながら書き方や文章構成を学び、自分の論文を完成させました。
 論文についても丸覚えするのではなく、似たようなテーマが出題されたときに応用できるように、テーマごとにWordにまとめて電車の中などで見るようにしていました。

―短時間でも全教科を毎日勉強するように意識―

 私の周りは仕事をしていたため、私だけ仕事をしていない、早く社会人復帰したいと常に自分に言い聞かせてモチベーションを維持していました。夜まで勉強した後は友人とジムに通ってました。トレーニングで息抜きし、働いている友人と話すことで更に刺激され、また明日から頑張ろうという気持ちを作っていました。不安になったり、少しでも気持ちが落ちた時は岡田先生の個別相談で気持ちを落ち着かせてました。
 一日の勉強のスケジュールとしては、1教科1時間ずづで回し、数的や数学のような計算系を朝にやって、暗記系は夕方、夜にやっていました。また、短時間でも全教科を毎日勉強するように意識していました。移動時間や寝る前はスマホの公務員試験アプリや自分でまとめた論文、消防に関する資料をスマホに入れて読んだりしていました。

―最終的には気持ち次第―

 私は今まで受験もしたことがなくラグビーしかやってこなくて、一度もちゃんと勉強したことはありませんでした。最初は2.3時間机に座ることすら苦労しました。ただでさえ勉強してこなくて遅れているのに週2日はオフにして遊ぼうと考えていました。しかし、年明けくらいからは逆にオフを作ったら暗記したことを忘れるんじゃないかと不安になり、オフ無しで毎日勉強していました。毎日勉強することを習慣化し、勉強しないと不安になるところまでもっていけたのは、本気で消防官になりたい、働きたいと思いつづけられたことだと思います。自分でも気持ち一つでここまでできるんだとびっくりしています。本当にこの受験期間で感じたのは、スポーツとは違い勉強は努力した分だけ結果がついてくることです。結果がついてくるとわかっていたら、やるかやらないかはあとは自分次第だと思います。本気でなりたい職業、夢のために本気で頑張れるかが大事だと思います。スポーツをしてきた人なら必ずクソ根性があるはずです。そのクソ根性を今見せる時だと思います。頑張ってください。