2018年度公務員試験のEYE合格体験記

「教育実習があっても、遅く始めても大丈夫」

國學院大學 文学部4年(受験時) 1.0年講座 2月生
プレミアムコース10

最終合格特別区Ⅰ類、新座市(大卒程度)

二次辞退焼津市(大卒程度)

―民間企業で働くイメージができなかった―

 公務員を志した最初のきっかけはこんな単純なものでした。しかし地元の市役所のインターンシップに参加したことで、行政の仕事に興味を持ち、多様な分野から人々を支えていく公務員という仕事に惹かれ、志望するようになりました。

―親切丁寧な説明―

 大学の生協にあったパンフレットを見て、校舎に話を聞きに行きました。当時あった渋谷校は学校から近かったことと、後者に訪れた際、たまたまいらっしゃったOGの方が親切丁寧に説明してくださったため、入校を決めました。

―私の学習の流れ―

2~9月:この期間は予備校に入ったという安心感からほぼ全く勉強していませんでした。憲法は好きだったためちょくちょく見た時もありましたが、ほぼやってないに等しかったです。

10~2月:今まで何もしてこなかったことに後悔と焦りでいっぱいの時期でした。しかし10月末にサークルの一番大きいイベントがあったため、それに向けての準備に追われあまり勉強に時間をさけませんでした。イベントが終わった後から取り掛かり、必死に授業を消化していく毎日でした。平均して1日2~3本見ていたと思います。ダーウィンやスー過去は基礎的なレベルのものをしっかりと解けるようにすることを意識して進めました。毎日朝9時から夜21時頃までやっていたと思います。この頃は私のように遅くから取り掛かった合格者の方々の合格体験記を大量にブックマークして、大丈夫と言い聞かせていました(笑)

3月~4月:3月は急に根を詰めて勉強を始めた反動から少し気が緩んだ時期でした。それでもこれまでやってきたことを忘れないように変わらず問題集を解いたり、第一志望であった特別区の過去問を10年分解いたりしました。特別区は過去問から全く同じ問題がよく出るため、ぜひ解くべきだと思います。学系に取り掛かったのもこの頃です。学系は苦手意識が強く、4月いっぱいまでかかりました。民法や行政法でも抜け落ちてくる知識があるため、その都度レジュメを読み直していました。

―EYEで学習してよかったこと―

 いつでも不安なことがあったら担任の岡田先生に相談できます。また面接の時期には面接練習をする仲間を作ることができる場を設けていただけるので、とても助かりました。

―私の面接・集団討論・論文対策―

 私が論文対策を始めたのは4月でした。とはいっても、全ての分野を書いたわけではなく、自分が出そうだなと思ったところを3~4つ選んで書いただけです。添削も一度しかしてもらわなかったため、もう少しちゃんと見てもらったら良かったかなと思います。自分で選ばなかった分野に関しては、EYEにある論文対策ファイルの情報を全部コピーして頭に叩き込みました。古い情報もあるので、新しい情報を知ることも大事です。今年は別の予備校の模試で「子供の貧困対策」が出ていたため、いろんな模試に出てきたテーマをしっかりと把握することも大切だと思いました。
 面接・集団討論対策は2月に学校の講座で開かれた模擬面接・模擬集団討論を受けたのが最初です。その時に双方のおおまかな流れを理解し、感覚をつかみました。具体的な自治体研究を始めたのは筆記が終わった後です。早く始めるに越したことはないですが、筆記と次の面接試験まではスパンが長いことが多いので、終わった後からでも十分だと思います。

―苦手な分野は思い切って捨てちゃっても―

 私は歴史と理科が苦手だったため、歴史科目と化学、物理は完全に捨てました。経済科目は最初に授業を見た際、ちんぷんかんぷんで苦手意識を強く持ってしまったのですが、『最初でつまずかない経済学』をチューターの方におすすめされ使うようになってから理解できるようになりました。経済科目はこれとスー過去を併用して解いたらほぼ完璧になると思います。憲法は寺本先生の授業がとても分かりやすいです。民法・行政法は森井先生の授業が好きでした。お気に入りの先生ができると授業をこなすのも楽しくなると思います。また、なるべく一人で勉強しないようにしました。私は池袋校が定期外だったため、予備校にはほとんど行かず、学校で友人と勉強することが多かったです。誰かとやることで分からないところを聞き合ったり、モチベーションを高め合いながら取り掛かったりすることができました。

―自分と相談しながら―

 私は5月後半~6月前半にかけて教育実習がありました。そのため、教育実習前に一次試験のある特別区にピークが来るようスケジュールを確認しながら勉強を進めていきました。教育実習中は勉強する暇はまるでありません。平日に公務員試験があったとしても絶対に実習を休んで試験に行くのはやめましょう。実習先だけでなく、大学側にもとても迷惑が掛かってしまいます。平日は無理ですが、私は土日に試験があるところは毎週末東京に戻って試験を受けていました。そして特別区の後、教育実習を終え、軽く燃え尽き症候群のようになってしまったため、これ以降の試験は全て教養だけで受けられるものを受けていました。そういった調整は試験期間中、自分と相談しながらしていくと良いと思います。また、民間を受けている友人と飲みに行くことも何度かありました。私はこれがとてもストレス発散になっていました。自分なりの息抜きをしながら、時には気合を入れて、頑張ってください。応援しています。