2017年度公務員試験のEYE合格体験記

「最後まで自分らしく努力する」

日本女子大学 家政学部4年(受験時) プレミアムコース10 1,0年講座 5月生

最終合格特別区Ⅰ類

二次辞退武蔵野市(大卒程度)、清瀬市上級

―公務員の姉の姿を見て―

 私は公務員として楽しそうに働く姉を身近に見ていたことで、漠然と公務員という道を意識するようになりました。もともとは教師になりたいと考えていましたが、実習やボランティア活動を通して子どもだけでなく幅広い世代の人々の支援がしたいと考えるようになり、最終的に公務員を志望しました。

―姉がEYEで合格したことで紹介してくれた―

 実際にEYEで勉強していた姉が紹介してくれたので、安心して入校できました。また、自分の性格上勉強のモチベーションが下がるのは目に見えていたので、何でも相談でき、きめ細かな対応をしてくれるアットホームな雰囲気に惹かれました。公務員試験は本当に長いので精神的にも支えてくれる予備校に通いたいと思い、EYEに決めました。

―私の学習の流れ―

スタート時期(5月~9月):自分はコツコツと勉強していくタイプであると自覚していたので、この時期から淡々と授業を受けて復習しての繰り返しをしていました。バイトや友達と遊びに行くなど自由に過ごしつつ、1日平均4~5時間ほど勉強できるように1週間のバランスを考えて取り組みました。数的はダーウィンの基礎的な問題を繰り返し解いていました。憲法は寺本先生のレジュメを電車で読み込み、ダーウィンを5周ほど回していました。経済は最初全く理解できずとても焦りましたが、夏休みをフルに経済に捧げたことでいつの間にか得意科目になっていました。経済は計算方法も含めて暗記科目だと思って、深く理解することを諦めると楽になります(笑)。夏が終わるまでにこの3科目の基礎を固めることで秋以降に他の科目に時間がかけられるのでおすすめです!

中間(10月~1月):11月に教育実習があり3週間ほど勉強に手が付けられず焦りました。実習後すぐに岡田先生に相談して、今後の勉強計画を練り直しました。まずは遅れてしまった科目のDVDを消化することから始め、徐々に調子を取り戻しました。しかしこの頃民法が本当に苦手で苦しみました。苦手な科目があるとやる気が起きず、やる気のでない自分に自己嫌悪になり勉強に集中できず…と負のスパイラルに陥ることがありました。そんなときは岡田先生やチューターさんに相談してモチベーションアップに努めました。

直前期(2月~5月):2月になると周りの受講生が本気モードに突入しているのが雰囲気で分かり、マイペースに勉強している自分が急に不安になりました。ですが、自分は自分だと言い聞かせて私なりの工夫を凝らして勉強しました。私は朝が苦手だったので直前期もたくさん寝ていました。その代わり勉強するときはとにかく集中して「今ここで学んでいることが試験に出る」という意識をもって量より質を重視して勉強していました。この時期はストレスが溜まりやすかったので、勉強後にご褒美として好きなことをする時間を作ってメリハリをつけていました。直前期であっても息抜きは大切です!また、2月からは過去問を回し始め、絶対に受かりたいと思っていた特別区に絞った勉強方法にシフトしていました。

―担任の岡田先生や共通の目標を持つ友達がいて、1人きりにならなかった―

 私はかなり頻繁にモチベーションが下がっていたので、入校してから毎月最低1回は岡田先生に個別相談をお願いしていました。その度に自分のやるべきことが明確になり、何とか頑張ることができました。また、面接練習の際にも多くの友達と励ましあいながら練習できたことが大きかったです。1人で挑んでいたら途中で挫折していたと思うので、この環境は非常に有り難かったです。

―論文は6人のグループで分担して30テーマほど用意―

 その中でも出そうだと思った15テーマをピックアップして自分なりに分析して(テーマの何が問題で、どうすれば解決していけるかなど)流れを覚えるようにしていました。論文は知識量がものを言うのである意味暗記科目です。私は自分で論文を音声録音し聞きながら歩いていました(これ意外と良いです)。論文を書く練習は時間がかかるのでほとんどやらず、要点だけをまとめたノートを繰り返し見直していました。

―EYEの友達と集まり15分程度の模擬面接を行いお互いにフィードバック―

 面接対策の重要さは面接を受けた後に痛感します。面接官との相性で結果が左右してしまうこともあるので面接官が誰であれ対応できるようたくさん練習したほうが良いです。私は毎日のようにEYEの友達と集まり15分程度の模擬面接を行いお互いにフィードバックしていました。面接で心がけていたことは「なるべく自然体で面接官と『会話』すること、いかに自分が怪しいものではないかアピールすること、常に笑顔でいること」の3つです!

―特別区合格に向けての工夫―

 私は特別区にどうしても受かりたかったので、特別区対策として工夫したことを書きたいと思います。まず、特別区の11年分の過去問をやりこんだことです。過去問の記録表を自作して正答率を科目ごとに埋めていくことで達成感が出ました。分析する中で自分なりに出そうなテーマを予想しました。特に「生物・地学・物理・科学・社会科学・民法・財政学・経営学・学系」は11年分の出題テーマを一覧にすると3・4年おきに同じような問題が出ていたりします。周期的に今年出そうなテーマを絞りだして試験の1~2週間前に重点的に復習しました。これが結構当たりました(笑)!物理・科学に関しては苦手でほぼノー勉でしたが出そうな過去問だけを暗記したところ1問ずつ取れました。勉強に集中できないときなどに予想してみるといいかもしれません。
 また、自分の苦手な部分だけを詰め込んだ「弱点ノート」を教養・専門で一冊ずつ作りました。過去問やスー過去を解く中でどうしても間違えてしまう問題の解法や、覚えづらい項目などを簡潔にまとめました。まとめる際にイラストを添えたり自作の語呂合わせをメモするなどの工夫をすることで覚えやすくなりました。作ったノートは休憩中や夜寝る前に眺め、試験開始の直前まで見直していました。これは自分の苦手に向き合って勉強した証になるので、私にとっては一種のお守りのようでした。
 最後に反省点を書きます。私は数的が好きでそれに頼りすぎた結果、苦手であった人文科学を捨てました。これは人文科学の比重が高くない特別区の試験には通用しましたが、その後の試験で痛い目を見たのでおすすめしません。捨て科目を作ってもよいですが、できるだけバランスよく知識をつけ計画的に捨てることが大切だと思います。

―合格するために自分に足りないものは何かを考えて、自分に必要な努力を継続する―

 勉強してもしなくても、合格してしまえば同じです。大切なのは合格するために自分に足りないものは何かを考えて、自分に必要な努力を継続することだと思います。偉そうに合格体験記を書いていますが正直に言うと私は特別区の試験が終わった瞬間に燃え尽きてしまい、その後の試験に身が入りませんでした。結果的に第一志望の特別区から合格を頂けたから良かったものの他に持ち駒のない不安は想像以上で、私自身の反省点も多いです。これから受験する方には是非とも後悔しないよう最後まで継続的に頑張ってほしいです。公務員試験は長いです。なぜこんなに辛い道を選んだのか、と泣きたくなることもあるかもしれませんが、全て終わった時の達成感は半端じゃないですよ(笑)!努力は絶対に無駄になりません。体調に気をつけて適度に息抜きしつつ頑張ってください!応援しています!