2017年度公務員試験のEYE合格体験記

「部活も勉強も悔いなく取り組むことが合格につながる」

東京女子大学 現代教養学部4年(受験時) プレミアムコース10 1,0年講座 6月生

最終合格特別区Ⅰ類

一次辞退武蔵野市上級

―人のために利益を追求することなく働ける―

 福利厚生の良さや周りの社会人から聞く話から公務員の働きやすさを知りました。
 将来就きたい仕事を決めることができない中、「人のために利益を追求することなく働ける」公務員の特徴に惹かれ、選択肢の一つとして挑戦してみたいなと思ったのがきっかけです。

―1番親しみやすい印象を受けたのがEYE―

 大学に置いてあった公務員予備校の冊子を何社か手に取って、一番親しみやすい印象を受けたのがEYEでした。通学定期券内に校舎があり通いやすいと思ったこと、また価格が低いことも決め手になりました。

―私の学習の流れ(スタート、中間、直前)―

スタート時期

6月、7月
主要科目である数的と憲法の映像を見始める。
LIVE授業が終わってしまった授業から映像で消化し始めました。
しかし、入校したことに安心してしまい継続できず勉強が疎かになる。
8月、9月
サークル活動が本格始動し、幹部ということもあり勉強に手が回らなくなる。

中間期

10月、11月
サークル活動が忙しく勉強との両立が困難と判断。
サークルの幹部引退まで勉強は中途半端になるため止める。
12月後半
サークルが一区切りつき、勉強を再開する。
法島先生のもとに相談しに行き、これからの勉強計画を練り直す。
一日一授業を毎日消化する日々が始まる(~2月まで毎日)
1月~3月中旬
数的、文章理解から徐々に問題を解き始める
生活の変化に体を壊し、ダウンした時期を除き毎日家にこもり机に張り付いて勉強をしていました。
3月中旬~
体調不良がひどかったので、体を動かす時間を設けるようにする。
また、散歩をして気を紛らわせたり、好きな飲み物を我慢せず飲んでいた。

直前期

4月~
すべての科目(論文を除く)の勉強の中心を過去問にシフトした。
分単位の時間割を作成し、その通りにこなしていった。
見慣れた問題、レジュメに目を通し自信をつけた。

―ネットからいつでも授業の動画を確認できるため自分のペースで学習を進められた―

 大切にしていたサークル活動を悔いなくやり切ったうえで勉強に打ち込めたのはこの動画配信があったからでした。動画は再生スピードを調節できるため、私は1.8倍速にして見ていました。集中すればついていけるスピードで、焦っていた私にはとても合った学習スタイルでした。

―私の面接対策―

 特別区の一次合格者向けの面接対策のHRがあり、それに参加した際に貰った質問想定集や過去の体験記を何度も読み込み、回答集を作成しました。
 民間就職も何社か経験していたので面接自体に抵抗はさほどありませんでしたが、特別区独自の3分間プレゼンや政策の知識などはかなり力を入れて取り組みました。
 EYEに友達がいなかったので大学のキャリアセンターや東京しごとセンターを利用し練習を重ねていました。

―私の論文対策―

 校舎に置いてある過去の受講生の論文を何枚も読み、自分の意見に合うものや構成がきれいなもの、また評価が高いものを集め、それらをまとめることで模範解答の論文を15テーマほどつくりました。それを音読した音声を何度も聞き流しながら頭に叩き込みました。そのテーマはもちろんのこと、その作業を通して論文をかく頭に変えていきました。
 自分の手で論文を書くことにどうしても抵抗があり、実際に自分の手で書いたのは試験直前に数回程度でした。それよりインプットを大切に、模範解答を味方につけることに力を注ぎました。本番は落ち着いた心で模範解答に似た論文を書き上げることができました。

―赤シートで隠す、口に出す、裏紙にひたすら書く―

 憲法、民法、政治学、行政学、社会学はレジュメをひたすら暗記しました。最終的にはマーカーですべての文字が染まっていました。赤シートで隠す、口に出す、裏紙にひたすら書く。この繰り返しをやればやるだけ自信がつくので暗記科目は触っていると安心する科目でした。「数的は毎日問題を解き進めていくべき」と言われましたが、毎日解けませんでした。しかし解けない悔しさが大きかったので、2日たっても記憶に残っている問題が多かったです。あまりにも苦手で毎日は無理だという人は1日おきでもいいと思います。そのかわりできなかった問題に対して悔しいという感情を抱くことが大事だと思いました。
 文章理解はテクニックがあります。特に現代文に関してはテクニックさえ習得すれば、時間を費やす必要のないものです。一種間に一回しか触れていませんでしたが得点源でした。英文に関しては多少読んでおくと安心だと感じました。

―部活・サークルとの両立―

 私はダンスサークルに所属し、3年生は幹部として部長を務めていました。
 自分の将来のこととはいえ、大切にしていたサークルへの活動に全力投球したいと思っていたので入校した6月から12月下旬まで身につく学習をほぼできませんでした。
 その後遅れを取り戻すのに本当にしんどい経験をしましたが、この期間勉強ではなくやりたい事に力を注げて本当に良かったと思います。悔いなくやりきれたからこそ、勉強するとなったら本気で勉強に取り組むことができました。切り替えさえできれば、部活やサークルとの両立はできるということを皆さんに伝えたいです。

―民間との併願―

 私は就職先の一つとして公務員を目指していたのもあり、民間企業への就職も視野に入れていました。なので本命の試験が終了後、結果が出るまでの間、民間の就職活動もしました。自己分析や就活の軸など何もかもが不透明な中、説明会に足を運び、ESを書いてみたり面接を受けてみたりしていました。その中で魅力を感じる会社になかなか出会えず「公務員しかない」という気になっていきました。しかしこの活動を通して、自分を見つめなおすことができたのでよかったと思います。こんな就職活動でしたが内定もいただけました。公務員試験に挑戦するからといって民間の就職活動は全く戦えないということはありませんでした。むしろ、自分には公務員という武器があると思うと強く出られるので上手くいくこともあるなと感じました。

―これから勉強する皆さんへ応援メッセージ―

 12月下旬に法島先生に泣きついて以降、本気で取り組んだ結果合格を勝ち取ることができました。大切なのは勉強を始めるタイミングではなく、どれだけ本気で取り組めるかだと私は思います。公務員になりたいと思うのなら、魅力に惹かれているのなら、本気で試してみてほしいなと思います。いつからでもやる気があれば大丈夫です!将来が見えなくて不安だとは思いますが、努力の先には何かがあるので突き進んでください!!