最終合格国税専門官、国家一般職
動機としては不純かもしれません。けれど予備校に通い公務員の説明会が色々と開催される中で、仕事が面白そうだと感じたり、この人たちと一緒に働きたいと思えるような職場がいくつも見つかりました。途中から魅力的な職場が多くてどこに行くか迷ったくらいです。なので、公務員を目指した最初のきっかけが不純だと思っている人も、私みたいに自分の志望理由が後からでも探すことはできます。
面接が何よりも自分にとって対策をしておきたかったので、先生との距離が遠いイメージがある大手の予備校は選択しませんでした。EYEでは先生との距離が近いことを実感できたため、EYEに入学することを決めました。
早くから勉強を始めたかったので、DVDを予約なしで見られることが嬉しかったです。また、一次試験合格後にEYEで合格者説明会が開催され、そこで面接練習の仲間を作れたことで他の人がどういう風にこの質問に対して答えるかを知れて参考になりました。同じ面接関連で模擬面接は本番さながらの雰囲気が出ていて、本番よりも突っ込みが厳しかったので、本番ではあまり緊張しませんでした。
スタート時期:3月に入学して、その年の6月にあった国家一般職を試験の雰囲気を知るために受けました。丁度良い目標ができたのでそれに向けて勉強を進めていました。経済を除く専門のDVDは大体見終わったのですが、結局復習をほとんどしていなかったため、あまり意味がありませんでした。教養は数的処理や判断処理のスー過去を解き始めて、半分くらいまで解きました。
中間:6月がピークとなり、そこからは徐々に勉強のペースが落ちてきました。授業は生講義で出ていたのですが、復習はほとんどしていませんでした。基本的にその時期にやっていた科目は憲法や数的処理等でした。経済はやろうと思っていたのですが、結局4月まで延びてしまいました。
直前期:4月から初めて専門のスー過去をやり始めました。4月の第1週に憲法とミクロ経済を始め、4月の終わりにマクロ経済学を始めました。政治学、行政学、社会学は直前対策講座の織田先生のレジュメと寺本先生の授業のレジュメをひたすら見ていました。経営学は織田先生のレジュメをやっただけでした。途中で問題をこなしている量が少なく感じ、5月のゴールデンウイーク中に行政学、行政法、政治学3冊のスー過去を買いました。また、財政学が得点源になるんじゃないかと5月中旬から気づき、スー過去を始めました。更に国際関係は5月中旬まで勉強しましたが逆にこれは得点源にできないと感じ、切りました。過去問は6月に入ってから専門と教養を8年分1週だけこなしました。この時期、教養は過去問だけでしか解いていません。
公務員試験で一番心配していたのが、面接だったのでしっかりと準備をしました。自分が突っ込まれて一番嫌な部分である経歴等を色々な人に相談することで、自分の中でこのことを訊かれても大丈夫だと思えるくらいにしました。また面接カードについて岡田先生と何回も相談でき、同じ人に見せることで面接カードがよくなっていくことが実感できました。
小論文の授業に出て、国家一般の試験がある週に軽くレジュメを見たくらいで、用意したテーマはほとんどありませんでした。しかし、それが仇となってしまい一次試験が終わった後、国家一般職を最終合格できるか一番心配していたのが論文でした。どんなに択一の点数がよくても、小論文の基準点を下回ると落ちてしまうため、とても不安でした。今振り返ってみれば論文対策をもっとしっかりしておけばと後悔しています。
模試や問題を解く中で中途半端な知識がむしろ邪魔になったことがあったので、大事な部分はしっかりと固めて、余分な知識は入れないようにしたことです。あとは問題だけを解くのではなく、レジュメを見返すことを忘れませんでした。レジュメを読むことで、更に自分の知識が固められていくのが実感できました。特に試験がある週など私はずっとレジュメを読みこんでいました。
私は大学在住時に留年、就活失敗、大学院入試不合格、それに理系ということもあり経歴から見れば圧倒的に他の人に比べて不利だと思っていました。そして、全ての面接でこのことを訊かれました。きちんと答えることができたかは分かりませんが、この経歴が不利になったと感じたことは結局ありませんでした。公務員試験はとても公平な試験です。だから、どんな経歴の人でも勉強すれば受かると思うので、最後まであきらめないでください。