最終合格特別区Ⅰ類
私が公務員を志望したのは、公平性を持って長期的・多角的なアプローチによって地域の課題に取り組むことができ、区民の方の立場関係なく支援できることに魅力を感じたからです。と、面接では答えていました。
実際には、働きやすそうな環境だと思ったことが大きな理由でした。仕事だけでなく生活も両立して充実させたかったため、転勤がなく、残業も少なめの地方公務員を志望しました。
EYEに通っていた友人がいたので入学しました。
私は実質9月からという少し遅めのスタートでした。そこでまず、DVD観て、復習を繰り返しました。授業については、内容を理解することに徹しました。その後、DVD視聴を進める傍ら、スー過去に取り組みました。経済科目はわからなくてもとりあえずノートや解説を読みながら問題を解きました。行政科目はレジュメの内容をまるごと暗記したうえで問題に取り組みました。論文は10月から少しずつはじめ、11月には論文を本格的に始めました。
文章読解や資料解釈にも毎日取り組みました。人文科学や自然科学についてもレジュメを読んで基礎の問題は解けるようにしました。論文はできる限り講師の方に見せに行くようにしました。2月入ってからは10年分の特別区の過去問に取り組みました。また、時事と社会科学の勉強も始めました。
ひたすら過去問を解きました。経済・法・行政科目は、国家一般の問題も5年間分取り組みました。その一方で、民法・時事・社会科学はスー過去やクイックマスター、ダーウィンにも取り組みました。
面接対策がしやすい環境があったことだと思います。また、DVD視聴がしやすいこともよかったです。
面接対策は、同じ特別区志望の方々とひたすら練習しました。面接官役と受験者役と順番に行いながら、互いにフィードバックし合いました。三分間プレゼンの原稿は学校のキャリアセンターに見てもらうこともありました。また、区役所訪問、街歩きを積極的にしました。実際に足を使って得た情報は一番のアピールです。見たこと、聞いたことから何を考えたのかを伝えられたら好印象を与えることができると思います。志望区だけでなく様々な区に訪問し、職員の方々に声をかけてみるといいです。HPには載っていない様々なことが聞けるはずです。特に若手の方には面接のことを聞くことができます。また、勉強の合間にも息抜きがてらいくつか行ってみて、区を選ぶ参考にすることをお勧めします。
論文対策は、私は一人で行いました。初めは、寺本先生や過去問題集の解答案などを写したり、要点をまとめて自分の言葉で文章にしたりしました。これによって、教養論文を書くにあたっての知識や論文の書き方の型を身に着けることができました。次に、自分でテーマを決めて自分の考え・アイデアを論文にまとめる練習をしました。そして、これを鹿又先生に見てもらうことで、現状分析の視野を広げたり自身の考えを深めたりしました。毎回鋭い意見をいただくことができ、とても参考になりました。本当に感謝しています。さらに、特別区で課題になっていることで出題されそうなテーマを予想して論文を書いたこともありました。最後、直前期には実際の過去問を通して問題の意図を読み取って論文を書きました。
面接練習は、コミュニケーションをとるということを大事にして練習しました。論文で深めた課題意識・自身の考えや今までの自分自身の経験をどう伝えるかを意識していました。会話のキャッチボールが大切だと思いました。また、論文では正確な課題分析、そして何より自分の意見を理論展開することが求められます。講師の方に見せることが大切だと思います。
池袋校は家から通うには遠かったので自習は基本地元の図書館で行いました。図書館は開くのが少し遅いので、朝の時間は自宅で勉強しました。一日に多くの教科に取り組む様にしていました。荷物はキャリーケースに詰めて移動していました。
経済・法律科目は自分がわからなかった問題について一つ一つノートに書き留めていました。同じ問題で間違えていることに気付くと、自分の弱点が見えてきます。
行政科目は、人物と論理の紐づけができれば、問題自体は簡単です。
公務員試験は長期戦で、かなり精神えぐられます。それでも、頑張り続けることができたのは周りの方々の支えがあったからだと思います。 どんなに辛くても、それを乗り越えることができるのはひとつひとつの自分の行動です。後悔のないよう全力で取り組んでください。そして、自分がやりたいと思った気持ちを信じて最後まで頑張りぬいてください。