2017年度公務員試験のEYE合格体験記

「わたしの合格体験記」

日本女子大学 家政学部4年(受験時) ベーシックコース 1,0年講座 4月生

最終合格東京都Ⅰ類B

―東京で働きたくて―

 私は公務員になりたいというよりも、東京都で働きたいという気持ちからEYEに入学しました。大学で住居学を学ぶ中で、都市で起こる問題を根本的に解決するためには、多様な視点からのアプローチが必要であると感じました。そこで、様々な部署で多くの経験を積むことができる公務員の立場から東京をより良いまちにしたいと考え、志望しました。

―EYEなら安心して勉強できると思った―

 春休みに参加したEYEのガイダンス、個別相談の際にスタッフの方々が丁寧に説明をして下さり、雰囲気に惹かれたのがきっかけです。EYEには岡田先生や長谷川先生、受付のスタッフさんなどいつでも相談に乗って下さる方々がいらっしゃり、ここなら安心して勉強することができる!と思いました。

―EYEならお互いに励まし合える仲間ができる―

 大学の授業やアルバイトなどで生講義に参加できないときでも、後からDVDで何度も見直すことができるところが良かったです。また、定期的に志望先のOB・OGの方々がいらっしゃりお話を伺えるので、モチベーションを保つことができると思います。そして、公務員試験は非常に長丁場ですので、周囲に刺激をもらえる友人がいることは励みになりました。EYEにはお互いに励まし合える仲間ができるところが一番の魅力だと考えます。

―私の学習の流れ―

スタート時期:私は4月末に入学しましたが、生講義に出られないこともありました。そのため、出席できなかった講義はなるべく早くDVDで見るよう心掛けていました。教養科目をメインに勉強を進めましたが、憲法や経済などの主要科目は勉強しておいて損はないと思いますので、出題数の多い科目は何度も復習して定着させることが重要だと思います。

中間期:夏休み期間は、志望先が募集していたアルバイトを経験させて頂き、それに多くの時間を費やしました。そのため、一日の勉強時間は30分に満たない日もありました。その中で、いつもより早起きして勉強したり、スキマ時間を見つけて勉強することで充実した夏休みを送ることができました。夏休みや秋ごろには学習を先に進めることよりも、これまでに勉強してきたことを復習する、身に付けることを意識しました。夏休みは貴重な勉強時間だと思いますが、机に向かって勉強するだけではなく、志望先のインターンシップや説明会に参加することで、自分が働くイメージが湧いてくると思います。実際私も、素敵な職場を見てここで絶対に働きたい!という気持ちが芽生えたため、是非自ら主体的に行動してみると良いかもしれません。

直前期:直前期に入ると、今まで以上に毎日の生活リズムを意識するようになりました。朝は6時頃には起床し、7時オープンのEYEの自習室で勉強しました。集中力が続かないときには、大学や地域のフリースペースなどお気に入りの勉強場所を利用しました。志望先の過去問には、年明けから本格的に取り組みました。過去12年分の過去問を科目横断的に解き、出題傾向や自分の苦手分野を把握しました。特に、直前一か月は過去問を完璧に解けるようにするため、毎日繰り返し数的処理を解き、苦手分野を潰し仕上げていきました。直前期は不安でいっぱいでしたが、先輩職員の方々にお話を聞いて頂き、自分が合格する姿をイメージしながら勉強することで乗り越えました。勉強で疲れた時などは友人と食事に行ったり、好きなドラマを見たりしながらも、オンとオフの切り替えをしながら生活リズムをつくりました。

―面接シートを推敲しながら友人と面接練習―

 面接対策は一次試験が終わってから徐々に取り組みはじめました。残っている試験種の勉強と並行して面接シートに書く内容を少しずつ考え、また想定される質問をピックアップしそれに対する受け答えなどを考えました。一次試験の結果が出てからは、面接シートを推敲しながら友人と面接練習をしました。人に話すことで自分を客観的に見てもらい、緊張感を持って取り組むことができたと思います。

―専門記述はボイスレコーダーを使って―

 論文対策は年明けから始めました。教養論文は何人かで論点を分担し、政策を調べたり論文の書き方、形式に慣れるようにしました。実際の試験では論点が当たらないこともあると思いますが、論文の書き方、形式に慣れておくことで対応できました。
 専門記述は3月に入ってから本格的にスタートしました。メインの科目は予想されるテーマを重点的に覚え、そのほか模試の論点などで予想が重複するものがあれば、サブとして覚えました。また、ボイスレコーダーなどで録音するなどして、通学時間でも専門記述に触れる時間をつくりました。

―私が勉強する上で工夫したことは三点―

①マイルールをつくる

 大学の課題やアルバイトなどで勉強時間が充分に確保出来ない日であっても、数的処理は毎日必ず解こう!といった自分のルールを決めて取り組みました。マイルールをつくることで、毎日少しずつでも自分が成長していることを実感でき、周囲の人と比べて自信をなくしてしまうこともなくなると思います。

②志望先に照準を合わせた勉強

 ただ漠然と問題を解くのではなく、志望先の過去問から出題傾向を分析し、自分の得点源となる科目を重点的に勉強しました。苦手科目については、得意科目でカバーできる力を身に付けるとともに、科目丸ごと諦めてしまうのではなく、覚えられそうな範囲だけでも確実に得点できるようにしました。

③スキマ時間を有効に使う

 暗記科目などは机に向かって勉強するというよりも、電車での移動時間や授業の休み時間などのスキマ時間を利用して覚えました。試験までの日にちは限られているため、特に直前期などは自分のスケジュールと相談しながらスキマ時間を大切にしました。

―自分の頑張りを褒めながら―

 公務員試験は本当に長丁場で、就職活動が早く終わる周囲の人と比べて不安や焦りを感じてしまうこともあるかと思います。しかし、自分のペースで毎日コツコツ勉強していれば、目には見えなくても必ず日々成長しています。自分の頑張りを褒めてあげながら、どうか最後まで強い気持ちを持って突っ走って下さい。
 また、机に向かって勉強することは大切なことですが、学生生活での様々な経験は後の面接試験において非常に不可欠なものとなります。筆記試験に向けて勉強するとともに、是非ご自身にしか経験できない学生生活を送ってください。応援しております!