2017年度公務員試験のEYE合格体験記

「為せば成る、為さねば成らぬ」

立教大学 文学部4年(受験時)ベーシックコース 1,0年講座 11月生

最終合格特別区Ⅰ類、神奈川県上級、国税専門官

―はじめは漠然とした理由―

 公務員は安定している。最初はそんな漠然とした理由で公務員になりたい思い、勉強を始めました。しかし、公務員を目指し勉強していくうちに、公務員という職業が人々の生活の根底を支える重要な仕事であり、なくてはならない存在であるという点に魅力を感じるようになりました。自分が将来も続けていく仕事にやりがいや誇りを持つことができると思い、さらに志望度が高まりました。

―自分のニーズをEYEは満たしていた―

 最初は公務員の仕事のガイダンスをEYEで聞いたのがきっかけでした。他校とも迷いましたが、サポートが充実している点、DVDでいつでも受講できる点、そして学費も自分で払うと決めていたので何より安いという点。自分のニーズを満たしていたためEYEに決めました。

―私の学習の流れ―

スタート時期(11月~6月)

 おそらく、ほかの人よりも早めのスタートだったと思います。ただこの時期は週に多くても2~3日くらいずつでしか通えず、進度はゆっくりでした。まだ気持ち的にもあせってはおらず、マイペースに勉強していました。勉強時間も1週間に10~20時間程度だったと思います。がっつり勉強するというよりは間の時間を見つけて受講し、電車や大学での隙間時間に復習している程度でした。塾講師のアルバイトも変わらず続けていました。早めに受講できることのメリットはもちろん他の人よりも公務員試験に向けての勉強時間が増えることですが、デメリットとしてはDVDの内容が一つ上の人たちの内容になってしまうため、情報が古くなってしまう恐れがあるということです。ただ生講義など後々もう一度受けることもできるので、二回受講するのも手だと思います。

中間期(7月~1月)

 このあたりから徐々に勉強のギアをかけていきました。ただ夏休みは遊びもしようと決めていたのでメリハリのある生活を行っていました。アルバイトの方も夏期講習を行っており、朝アルバイトして間にEYEに来て受講して、帰ってアルバイトをしてという日もありました。ちなみに家からEYEまでは片道2時間くらいかかります(笑)。このころから周りの人はアルバイトもせず勉強に集中している人も多かったので自分の中でだんだんと焦る気持ちも生まれてきました。12月~1月にかけては大学のテスト期間があったことや、自分がアルバイトで担当している生徒に受験生が多く冬季講習もかなり行っていたこともあり、周りの人よりも受講ペースが落ち、少し引き離されているかなと感じていました。

直前期(2月~)

 大学の試験が終わったころから本格的に勉強する日々が始まりました。正直なところ公務員試験はこの直前期にどれだけ頑張ることができるかが鍵だと思います。出遅れた人もこの直前期に集中して取り組めれば巻き返すことはいくらでもできます。私はロッカーをレンタルしていなかったので毎朝、通勤ラッシュの電車にキャリーバッグを持ち込み、人につぶされながら法律系のダーウィンの問題集を解いていました。8時くらいに自習室にいくともう自習している人が多くいるため、負けてられないなという気持ちに毎回なっていました。このころから時事の学習も始め、帰りの電車では時事の勉強をして帰るというサイクルができていました。朝早く起きて、夜遅くに帰る生活ではありましたが、つらいと感じたことは不思議とありませんでした。やればやるほど力がついていると実感できたため楽しんで行うことができましたし、楽しむ気持ちは大事なことかと思います。もちろんずっと勉強だと息切れしてしまうので、時には勉強を忘れて思い切り遊ぶことが大事です。遊ぶときは勉強を忘れて遊ぶくらいの方がリフレッシュできます!5月あたりから民間の人が決まり始め、精神的に不安定時期になりますが地道に勉強を続けていくことが合格への近道です。公務員試験では学歴も関係なくいかに勉強を続けて本番の試験に臨めるかが大事なことだと私は思うので、不安な時こそ勉強しようと思うことが必要なことだと改めて思います。

―受験仲間の存在が思ったよりも大きかった―

 EYEに入ったころは勉強なんて自分でするもので周りなんて関係ないと思っていました。しかし、実際には周りに頑張っている人がいる環境はとても大事だと思いました。特に自習室で勉強してて休憩しょうかなと周りを見るとみんな必死に勉強しているのが嫌でも目に入ります。そうすると自分ももう少し頑張ろうと思うことが数え切れないほどありました。切磋琢磨できる環境は私にとってはすごく重要でした。また。OBの人たちと関わる機会があり、連絡先を教えてもらえれば実際にいま公務員として働いている先輩にアドバイスを求めることができます。私自身もOBの方に相談に乗ってもらったことでとても助かりました。そのような環境を提供してもらえることがEYEで学習できてよかったことです。

―私の面接・小論文対策―

 面接の対策はグループを作って練習することが多かったです。今年は特別区の面接が早かったので同じ特別区志望の人たちで集まり練習していました。練習では本番と同じような形式で行ったり、シビアな質問もするようにしていました。最初はうまくしゃべれないですが、何回も練習を行うことで予期していない質問に対しても答えられるようになります。本番の面接でも予期していない質問が何度もありましたが何とか切り抜けることができました。面接には苦手意識がありましたが面接試験で落とされるということは結局一度もなかったので、練習の成果が出たのかなと思います。
 小論文に関しても同じようにグループを作り対策しました。4人のグループで20テーマほど分担し、クラウド上で共有していました。小論文の内容を丸暗記するというよりは内容を理解し論点を抑えたうえで覚えていくというのがよいと思います。本番の試験でも丸々予想したテーマの問題が出るとは考えにくいですが論点の一つだけをもってくるということはいくらでもできるので柔軟に対応できるよう時事など幅広い知識をつけることも重要なことになります。

―選択肢を広げる意味でも幅広く勉強することを意識―

 特に目新しい工夫というのはありませんが、効率よく勉強しようという意識は常に持っていました。例えばただ漫然とレジュメを眺めていてもなかなか覚えることはできないので問題を解いてからレジュメで一通り確認したり、どうしたら覚えることができるか自分なりに試行錯誤するようにしていました。また、捨てる科目はなくそうという意識はとてもありました。なので特に文系だと捨てがちな物理や化学などの自然科学も一通り勉強しました。それが功を奏したのか本番の試験では教養の自然科学は比較的高い正答率を維持できました。選択肢を増やすという意味でもあきらめずに幅広い科目を勉強するとよいと思います。

―どんなにつらい今でも必ず終わりは来る―

 私自身が公務員試験の勉強をしているときは試験が終わった後のことは遠い未来のような気がして、合格している自分を具体的に想像できませんでした。しかし、必ず試験は終わります。それがどのような結果になるかは今の自分の積み重ねなのだと思います。為せば成るし、為さねば成らない。どんなにつらい今でも必ず終わりは来るので自分を信じて頑張ってみてください。そして公務員試験は筆記だけでなく面接試験もあります。近年、人物重視の試験も多いので勉強だけでなく自分自身を見つめ直す機会も早ければ早いほどいいです。努力が報われる試験だと思うので、ぜひ続けるということを大事にしてください。