2017年度公務員試験のEYE合格体験記

「1日の勉強量を決めて集中する」

立教大学 法学部4年(受験時)プレミアムコース10 1,0年講座 5月生

最終合格特別区Ⅰ類

―公務員は女性が長く仕事を続けられる環境が整っていると考えた―

 はじめ私が公務員を志望した理由は、子供を産んだ後や年を取った後も仕事を辞めないで働くことのできるところに就職したいと思ったからでした。私は3月頃から、学校で行っていた就職活動の準備講座になるべく積極的に参加するようにしていましたが、何となく金銭面でも、体力的にも長く続けることのできる仕事に就きたいという漠然とした気持ちしかありませんでした。ところがそのような女性が長く仕事を続けられる環境が整っている民間企業はあまり存在していないと私は考えました。公務員の中でも特別区は私の生まれ育った街だったので、はじめからなんとなく第一志望にしていました。しかし、勉強や面接対策を進めるにつれて、公務員の行う「街づくり」というお仕事は、たくさんの人の生活に関わる大きな意義のある仕事だと感じ、私はそういった仕事に携わりたいという思いを深めていきました。

―大学での適職診断がきっかけでEYEを知った―

 大学3年の5月に、立教大学にEYEの方がいらっしゃって、職業と性格診断で公務員に向いているかどうかを診断したのがきっかけでした。その後EYEに見学に行くと、受付に着いた直後、通っている生徒さんたちどうしがが仲良くお話をしていました。同じ目標を持つ人たち同士が争いあうのではなく、協力して目標を達成するようなEYEの雰囲気が、私の性格に合っているような気がしました。はじめてお話をした岡田先生も、にこにことお話を聞いてくださったので、相談もしやすかったです。私は他校の公務員予備校は見学しませんでしたが、ここだったら受験期間まで頑張れると思いEYEに入学することを決めました。

―私の学習の流れ―

スタート時期:5月終わりに入学しました。私は法学部で試験があったので、6月にDVDと授業を5回くらい受けた後、8月まで何もしませんでした。8月になってからも、そこまで受験の意識がなく、10回分くらいしかDVDと授業に参加しませんでした。しかし取り組んでいる時間帯はしっかりと集中しました。

中間期:9月になり夏休みがおわり、やっと少し焦り始めました。この頃からEYEに1日でも多く通うように、外に出るようにしました。学校の試験前の11月、12月は1日に約2回分の授業に出たりDVDを見るようにしていました。週に4日くらいそれを行ってはいましたが、休日も作っていました。

後半期:3月、4月は、特に暗記物の教科を1日4教科くらい飽きないように行っていました。過去問も解き始めました。特別区と国家一般職の過去問を購入して、それぞれ解いていました。ところが直前期になって、自分が受かる勉強量をしてきていないことを、周りの人と比べてしまい焦って逆に勉強のやる気が失せてきてしまいました。しかし、試験を受けた後絶対に落ちていると思った特別区に合格したので、面接対策はすごくやる気が出て努力できました。

―面接対策などを早めにやってくれるので良かった―

 普段から月に1度は担任の岡田先生に自分で予約を取ることで、勉強の進捗状況や受験先などの相談とアドバイスが貰えました。EYEの方々がコンスタントに交流会を月に1度ほど開いてくださるおかげで、友達ができました。また、面接対策講座を1年前から5,6回の授業分と、それ以外にも無料の集団討論練習などを開いてくださって、毎回参考になりました。全てのことに共通して親身になってくださいました。

―私の面接・論文対策―

 面接対策は10コマ付きのコースだったので、2回分のコマを面接に取っておいて、1次が通った2つの受験先のどちらに対しても面接対策をしていただきました。また、月に1度の担任の先生の相談の制度を使って面接カードの添削も30分ほどしていただけました。また、EYEには先輩方の面接カードが置いてあって、特別区面接や区面接の2回の面接の情報を、いつでも見ることができました。
 小論文は小論文添削の授業が存在し、15個ほどの小論文頻出テーマに対して書く練習をしました。小論文を作るにはまず考えるより、テーマに関する知識を覚えて、先輩の論文を真似して書くことが有効だと思ったので、EYEに置いてある先輩の論文を参考にして、自分が何も見ないで思い出して文を書くことができるよう練習しました。また、論文練習会にも積極的にさんかして、1時間で何も見ないで論文を書いたり、生徒さんたちと考えを深める話し合いにも参加しました。

―勉強の工夫したことが2つあります―

 1つは場所で、家では誘惑が多く1日何も勉強をしないことがよくあったので、家を出るのが遅くなったとしても、外で勉強を行いました。2つめは、時間でなく量で1日の勉強を決めることです。私は1日に8時間勉強すると、辛くて次の日以降勉強が全くやりたくなくなってしまったので、適切な量の内容を決めて、それが終わったら家に帰るようにしました。そうすると、終わらなくて時間が遅くなっても、「これが終われば帰れる!」と勉強が楽しくなりはかどりました。

―やる気を出す方法を皆さんにお伝えします―

 これを見ているときは、やる気が出ないから見ている人もいると思うので、やる気をだす方法をメッセージとして書きたいと思います。一つは、教科を変えて気分を一新することです。また、同じ教科でも自分がやりやすい範囲から進めると、残りが嫌いな部分の少しだけになるのでそれもおすすめです。2つ目は、歌詞のない好きな音楽を聴きながら勉強することです。歌詞があると暗記教科に支障がでるかもしれませんが、しーんとしたところより楽しく長く勉強ができます。3つめは、勉強時間ごとに自分にプレゼントをあげることです。50時間やったらあれを自分に買ってあげる!などとご褒美をあげるといいかもしれません。色々と長くつらい期間に勉強中は感じますが、終わって9月にふり返るとあっという間だったので、「自分は絶対に受かるから頑張ろう」と心に決めて、努力してみてくださいね!