最終合格長野県庁(行政B)、東京都Ⅰ類B(新方式)
最終辞退独立行政法人日本学生支援機構
二次辞退国立大学法人等職員
「公務員になろう!」といった決め手がないまま大学3年生がすぎていき、就活と公務員の両立を始めました。公務員になりたい、とやっと心を決めたのは就職活動が落ち着き始めた6月になってからでした。理由は2つあります。第一に民間と違って、国家や都道府県、市町村などそれぞれの明確な対象にとって唯一無二の存在であると感じたからです。民間企業の仕事は、業界のなかで価格競争があるように、他の企業が取って代わることが出来ます。一方で私欲でも利益のためでもなく、市民のために働く行政という世界に強く惹かれ始めました。二点目は地方公務員の先輩に行ったときに、表舞台には立たないけれど、なくてはならない仕事だと聞いたことです。その先輩は県道の舗装を担当されていて、先輩に会いに行ったときに、実際に先輩が担当された道路を見せてくださいました。車を運転していると、舗装された道路のありがたさがよくわかります。しかし、普段は誰がそこを工事、管理しているかまでは考えたことがありませんでした。そうやって、意識されない部分にも、自分の仕事が残り、県民を支えているんだと分かり、「陰ながら支える仕事」に興味を持ちました。
授業やサークルとの関係上、夕方からの授業に出る事が難しかった私にとって、自分の好きな時間に行って授業がみられるというのは大きな利点でした。他にも少人数制の面接系講義や質疑応答などの対応も丁寧であったので、自分に合っていると思い、入学を決めました。また友人が先にEYEに入学しており、教材やEYE内でDVDレンタル・コピーができる券がもらえるという特典にも惹かれました。
一回では理解できない点も繰り返せますし、途中でDVDを止めて問題を解きながら進めることもできました。DVDの中ですが、先生方が応援してくださるのでそれも励みになりました。特に好きな先生の講義に関しては、DVDの中ですが、早く先生に会いたい!という思いでEYEに通いました。また、長期間EYEに通わない日が続き、公務員を諦めようとしていた時も、担任の岡田先生が相談に乗ってくださり、教養試験だけで受験できるところもあるよ、とアドバイスしていただきました。そのお陰で諦めずに合格することができました。
スタート時期は3年生の5月。
判断推理・数的処理・憲法を中心に進めていきました。
夏休み8,9月にEYEに来なくなり、諦めようかと思いましたが、教養試験だけで受けようと決め10月に復帰します。
中間期は10月から2月まで。
判断推理・数的処理だけは毎日勉強しようと思い、この2科目に加え他の教養科目を少しずつ勉強。面接系の講義にも参加。この時期は経済科目に手こずりました。
直前期 就職活動の為3月はほとんど勉強できず。4,5月につめこみ。
4月初頭に模試を受けイメージをつかみ、模試を参考に苦手科目中心にシフトしました。時間配分も難しかったので、5月に模試形式で4回程度実施しました。
面接は毎回講義にでるようにし、教室で学習しました。教室で初めて会ったEYEの学生たちと面接の練習をするのは、緊張しますし大変ですが、本番でも初対面の方々なのでとても参考になりました。また、練習の度に「なぜ公務員なのか、なぜそこを目指すのか」を自分の言葉で説明しなければならず、改めて自分で考えるいい機会にもなりました。しかし好きな食べ物や好きな芸能人など、話しやすいテーマを出して和ませていただいたので、かなりやりやすかったです。あとは就職活動の面接も参考にしました。
論文は過去問を見て、文章を書く練習をしました。長野県や日本学生支援機構は、長野県や組織自体に関する過去問があったので、県や組織の知識もつめこみました。
私は民間企業の就職活動もあり、なかなか時間が取れなかったので、苦手科目は早め早めに準備をしました。逆に好きな科目や得意科目は、就職活動で疲れた後でも勉強する気が出たので、後回しにしました。公務員試験では判断推理・数的処理と文章理解の配分が大きいので、そちらをメインにしました。逆に暗記のような科目は直前期につめこみました。同じ問題を何度も解くことをずっと繰り返し、ある程度それができるようになったら、新しい問題を試しました。基本的にはEYEの教本だけで勉強しました。いろいろな本に手を出すより、同じ問題を繰り返したほうが頭に入ると思ったからです。
公務員試験のための勉強は長期戦で、勉強したくなくなる時期もあるかと思います。でも勉強を休んでしまっても、合格する道は残されています。
悩んだときは公務員として働いている先輩の話を聞くとやる気が湧いてきますよ。最後まで諦めずに頑張ってください!