2017年度公務員試験のEYE合格体験記

「たとえ前半の試験が全滅しても、絶対にあきらめない」

大東文化大学 文学部4年(受験時)2年間ベーシックコース 2年講座 12月生

最終合格川口市(大卒程度)

―自分の性格が公務員向きだと思った―

 公務員を志望した理由は、多角的な視点から人々の生活をサポートできることに魅力を感じたからです。また、ジョブローテーションにより様々な経験を積むことで仕事の幅が広がり、自身のスキルアップと共に仕事が面白くなると感じたからです。

―EYEのアットホーム感に惹かれた―

 EYEがたまたま大学内で説明会をやっており、そこに参加したのがきっかけです。その際、大手の予備校にはないアットホームな雰囲気を感じ、「ここでなら頑張れる」と思い入校しました。

―EYEなら情報を素早くキャッチでき、受講生に手厚いサポートがある―

 EYEで学習する強みは、生講義を受けられなくても空いている日に自分のペースでDVDを観れることや、何かわからないことがあればすぐにチューターの方々や先生に相談できることだと思います。特に、個別相談が無料で何回でもできることは、長期戦である公務員試験においてモチベーションの維持にとても有効的だと感じました。
 さらに、受講生専用のグループがあり、公務員試験に関する情報を素早くキャッチできるので、そういったサポートにも助けられました。

―私の学習の流れ―

前半期

 1週間で15~18時間程度。私は勉強する習慣が定着していなかったため、1日3時間の勉強を継続できるように心掛けていました。憲法、数的処理、ミクロ経済などの主要科目から講義を見て復習を重点的に行っていました。特に、数的処理に関しては、例え忙しい日でも1問は必ず解くようにしていました。そうすることで、苦手意識がなくなり、本番でもボーダーラインに乗せることができたと思っています。

中間期

 1週間で18~21時間程度。完全に中だるみしました(笑)。勉強する日はするけど、しない日はまったくしないという、かなりムラがあったことを覚えています。この時期からマクロ経済や民法に着手しました。また、ボランティアやインターンシップにも積極的に参加しました。そうすることで、面接のネタ作りにもなるので、興味を持ったイベントには積極的に参加することをおすすめします。

直前期

 1日7時間程度。この時期から2月までミクロマクロと民法を頑張っていましたが、苦手すぎてどれだけやっても苦手意識が抜けませんでした。そこで、岡田先生と相談して「教養科目だけに絞る」という決断をしました。本当に最後まで専門科目は粘りましたが、最終的には専門科目を全捨てしました。その代わり、数的処理は毎日3時間やり、捨て科目も最小限にし、教養科目で7割取ることを目標にしました。この時期になると就活が本格的にスタートし、焦りや不安も出てきますが、あまり気負わず自分のペースを崩さないことが大切だと思います。また、週に1度は休みの日を入れ、友人とご飯や遊びに行くことでリフレッシュしていました。岡田先生との個別相談もとても支えになりました。

―私の面接対策―

 私の受けた自治体では小論文が課されなかったため、面接対策を重点的に行いました。私が試験を通じて大切だと思ったことは、以下3点です。

①しっかりと準備すること
公務員試験で質問される内容の7割くらいは予想できます。そのため、メジャーな質問に対する答えを予め考えておき、友人と何度も練習することが大切です。また、いつも学生同士でやっているとどうしても慣れてきてしまい、緊張感がなくなるので、模擬面接などを通じて大人の方に客観的に見てもらいアドバイスをいただいていました。恥ずかしがらずに何度も練習することが大切です。
②自分が思っているより「笑顔で明るく、ハキハキ」しゃべること
受験生は話の内容を考えるのに一生懸命になりがちですが、それと同時に話し方もとても大切です。背筋をきちんと伸ばし、明るく堂々と振る舞うだけでも印象は大きく変わります。「何を」しゃべるかも大切ですが、「どう」しゃべるかも同じくらい大切です。ぜひ意識してみてください。
③最後は熱意
市役所試験において熱意はとても大切です。特に、選考が後半に進むにつれ熱意が重要視されます。私は川口市出身ではなかったため、なぜ川口市なのかをしっかりと言えるようにしました。広報やホームページで自治体情報を調べることはもちろん、自分の足を使って調べることを大切にしました。市役所、商店街、公園、子育て支援センターなどに実際に行き、そこで感じた雰囲気をノートにメモし、多角的な視点から川口市の良さを理解するよう努めました。実際の面接ではストレートに志望動機は聞かれませんでしたが、「何を聞かれても大丈夫!」という自信は言葉にせずとも、雰囲気からも伝わると思うので、行動力で熱意を示すことはとても大切だと思います。

―教養科目だけに絞っても受かる!ただし、必ず先生と相談して―

 私は最終的に専門科目を全て捨てましたが、余程のことがない限りはおすすめしません。なぜなら、受けられる試験の範囲がグッと狭まるからです。もし、教養科目だけに絞る方がいらっしゃったら、教養科目の中であまり捨て科目を作らないでほしいです。私は数学と物理以外は全てやりました。専門科目がない分、捨て科目を作らず教養科目で7割得点することを目標にしていました。そうすることで、筆記試験は突破できると思います。

―これから勉強する皆さんへ応援メッセージ―

 私は前半の試験では筆記は通るものの、面接でことごとく落ち続けました。そして、私の最終合格結果が出たのは12月です。周りの友人は既に就活を終えて遊んでおり、何なら「卒業旅行どこ行く?」みたいな話題が飛び交う中、私は就活をしていました(笑)。今では笑い話ですが、当時は精神的にとても辛かったことを覚えています。私の体験記を見ている方で、もしかしたら今は結果が出ていない方もいるかもしれません。ですが、諦めてしまえばそれまでです。自分を信じて、小さな積み重ねを大切に最後まで諦めなければ大丈夫です。きっと努力は報われます。応援しています。