2017年度公務員試験のEYE合格体験記

「部活との両立で得たもの」

武蔵大学 社会学部4年(受験時)警察消防教養プレミアムコース10 8ヶ月講座 9月生

最終合格東京消防庁消防官Ⅰ類、川口市消防局(大卒)

―部活動で培ったことが活かせる消防官になりたい―

 私は、大学まで体育会の部活動でサッカーを続けていました。1、2年生の頃はお金の稼げそうな銀行員か体を鍛え続けられる消防官といったように、うっすらと夢は描いていました。しかし部活動を続けていたことで培った体力、人を救うことへのすばらしさ、そして集団行動を通して得たコミュニケ―ションを生かした職に就きたいと考え、消防官になるという夢を固めました。

―すでに友人がEYEで学習をしていたススメもありEYEに入学を決めた―

 私より先にEYEに入校している友人がおり、EYEの存在を知りました。大原などの予備校も見てみたのですが、友人と近い距離で勉強に励めばともに切磋琢磨できると思い、EYEに入学を決めました。

―私の学習の流れ―

スタート時期

 私は、10月中旬からDVDを見始めました。勉強という勉強は高校からしていなかったので、頭と体を勉強モードにすることにすごく時間がかかりました。周りの友人は自分よりも進んでいる状況に焦りながらもなかなか行動に移せず、スタート時期は勉強がはかどりませんでした。そのような中でも年内には数的・判断・憲法のビデオは見終え、復習に移っていました。

中間期

 年明けから3月頃までは一番集中していた時期です。部活動も1ヵ月ほどオフになり、学校も冬休み、春休みと続いていたのでほぼ毎日EYEに行っていました。この時期に自然科学を追い込みました。私は自然科学が得意ではなかったのでより多くの時間をかけ、問題を解いていました。さらに、数的・判断といった一般知能も毎日最低1時間は問題を解いていました。

直前期

 この時期はとにかく過去問を解いていました。東京消防庁の過去問だけに限らず、警視庁の過去問も解き、様々な問題に触れパターンを理解し自分のものにしていきました。
 私はこの時期に卒論や学校の授業があったのでEYEに行く機会も減りましたが、空いている時間で学校の図書館を利用したり、部活動が終わって帰宅してからの1時間を勉強に充てたりと勉強時間を補っていました。

―1番良かったことは仲間と情報を共有できたこと―

 仲間からの情報で試験で有利になったことや先生不在時に問題を教えてくれた仲間がいたことはとても大きかったです。さらに、勉強漬けの毎日に息抜きとして友人と他愛のない話ができたことで、オンオフの切り替えができたこともよかったです。あとは、勉強スペースの充実度です。私は8階の自習スペースを利用したのですが一つ一つ仕切られているので、自分の環境を作り自分のペースで勉強に取り組むことができました。

―私の面接・論文対策―

 私は面接をやりすぎてしまうと、型にはまってしまうと考えていたのであまり面接練習はせずに、聞かれて困るような質問をピックアップし仲間に相談したり岡田先生の個別相談などを利用して解決していました。大学のキャリア支援センターを利用するのもありだと思います。
 論文対策として私が行ったのは情報収集です。消防全般に関する情報や近年発生が懸念されている大型地震についてより多くの情報を集め、その情報から使えそうなものを取捨選択しました。そうして出来上がった論文を鹿又先生や林先生の個別相談で添削してもらい、完璧に近づけました。正直私は周りの友人に比べ論文対策はしていないと思いますが、出題されたお題の要点をおさえ、より正確な情報を述べれば論文はかけると思います。

―電車の移動時間も無駄にはしなかった―

 とにかく私は始めた時期が遅く勉強時間が圧倒的に少なかったので、巻き返しを図るために電車の移動時間をも無駄にはしませんでした。電車の中では憲法・社会科学・人文などの覚える系を繰り返し読み、机に向かえば一般知能・自然科学の計算問題に取り組みました。私は容量が悪く、とことんやらなければ気が済まない性格なので、理解していても毎日繰り返し行っていました。勉強で工夫したことというよりも繰り返し行っていたことがよかったことなのかなと振り返って思います。

―私が自身を評価できることは2点あります―

 昨年の勉強生活を振り返り私が自身を評価できることは2点あります。1つ目は、忍耐強く続けられたことです。勉強ばかりの生活の中で遊びの誘いであったり朝起きることがかったるいなと思う日が皆さんにも必ず来ると思います。そこで私が言いたいことは、遊びに行くな!朝起きて勉強しろ!ということではありません。その誘惑と今までの自分を天秤にかけ、今の自分にどちらが必要かを吟味してください。時には息抜きも必要です。私は息抜きがあったからこそ勉強に集中して取り組み、自分に負けず続けることができました。
 2つ目は、将来の自分を思い描き、その姿になるために逆算して様々なことに取り組んだことです。これは何をするうえでもとても重要なことだと考えます。いま、皆さんが思い描いている姿は公務員という姿だと思いますが、その姿になるために自分に何が必要か考えれば行動に移せるはずです。大丈夫です。私にできたことです。皆さんにも必ずできます。苦しい勉強生活ですが、皆さんにも明るい未来が待っています。