2017年度公務員試験のEYE合格体験記

「継続は力なり」

同志社大学 法学部4年(受験時) 1.0年講座 4月生 プレミアムコース10

最終合格愛知県(大卒程度)、国家一般職(東海防衛支局)、国税専門官(名古屋国税局)

二次辞退裁判所職員一般職、特別区Ⅰ類、国立大学法人

モチベーションチャート

-将来設計が立てやすいと感じたため-

 誰しも自分の将来について考えると思います。特に大学3年という時期は大切です。自分の特性や思い描く将来像に照らし、自らの進むべき道を選択しなければならないからです。民間企業かそれとも公務員か…。私自身も相当に悩みましたが、最終的には公務員一本に絞って就職活動をしました。決め手は、将来設計の立てやすさです。職種にもよりますが、公務員の場合、転勤範囲は限定されます。また、職場の法令遵守意識は高く、安定して長く勤めることが可能です。そのため、10年後、20年後…と長期的な視点で自らのライフスタイルを確立できます。私は、この点を重視しました。

-小規模予備校という点に魅力を感じ-

 予備校の選択をする際、先ずパンフレットを集め、どこが一番自分にとって適当か検討しました。その中から気になる予備校をピックアップし、実際に体験授業を受けました。そのうちの一校がEYEです。体験授業を受けた感想は、使用する教材は違えど、やっていることは皆同じということです。最後は、雰囲気が合うかどうか、長く通えるかどうか(公務員試験は長期に及ぶため)という観点が大切になるかと。私自身、大人数の講義形式が苦手だったため、少人数個別授業ありのEYEに決めました。この選択は正しかったと確信しています。

-学習の流れ-

<スタート時期(4月~)>

 サークル活動をしていなかったこともあり、時間的に相当余裕がありました。その為、主要科目は全て生講義を受け、DVDで補習することの無いよう努めました。また、復習にも力を入れました。特に、数的処理・法律科目・経済科目の演習は早い時期から始めていました。苦手科目でもあった数的処理は毎日最低でも5問程度はやるようにしていました。

<中間期(12月~)>

 この時期になると、主要科目の授業は終盤戦をむかえます。ここで大切なことは、毎日数科目を丁寧に復習することです。特に、専門科目は数も多く、配点が高いため力を入れてください。法律科目では民法、経済科目ではミクロ・マクロ経済を出来るだけ毎日解いてください。これらの科目は慣れが大切です。毎日コツコツ努力すれば解けるようになります。それまで辛抱です。また、この時期から、日本史・世界史・生物などセンター試験で使った科目のレジュメをパラパラ見ていました。知識系や学系は授業を先取りしていました。

<直前期(3月~)>

 一番大切な時期です。数的処理・法律科目・経済科目をこなしつつ、残りの科目を計画的に潰していきます。これには最低6~7時間は必要です。精神的にも勉強しなければ落ちるという気持ちになるので、おそらく机に向かうことは苦になりません。ここで大切なのは勉強時間ではなく、どこで勉強するのが一番かということです。毎日7時間程度勉強することになるので、自分に合った学習場所を見つけてください。参考程度に、私は大学の図書館に籠っていました。

-自分のペースを保てる-

 受講生が少ないため、周りによるプレッシャーは他校と比べて少ないです。その為、周りに左右されず、自分のペースで学習できます。人それぞれだと思いますが、私には最適でした。また、DVDやWEB授業が見放題なので、場所を問わず勉強を進められます。とても助かりました。

-面接&論文対策-

<教養論文>織田先生の授業のみ。教養論文は、テーマに対するポイントをいくつ知っているかが鍵になると思います。時間がある時にレジュメを見返して確認してください。実際に時間を測って解いたのは5回程だったと思います。
<専門論文(憲法論文)>私は裁判所事務官と国税専門官の試験で使いました。森本先生の直前対策講座で十分だと思います。専門論文の場合、出題論点が予測可能です。その為、出題されそうなテーマを繰り返し見返します。15テーマ程あるので覚えるのに苦労します。ポイントを箇条書きにするなど工夫して学習することが求められます。
<面接対策>本格的にはじめたのは地方上級試験が終わった頃でした。少し遅いように感じますが、対策を計画的に進めれば大丈夫です。第一に、面接カードの作成をしてください。自己PRや学生時代頑張ったことなどは使い回しが可能なので早めに完成させるのが良いかと。志望動機については、パンフレットなどを活用し練ってください。添削を受けることも忘れずに。その際、予備校(私は笹田先生と森本先生のお世話に)やハローワークを活用することを勧めます。やり過ぎるのもよくないと思うので、練習はほどほどに。本番の面接は想定問答の通りに行きません。本番で如何に柔軟に対応できるかで勝負が決まると思います。日々の日常会話が一番の練習になるのではないかと終わった後感じました。

-息抜きを大切に-

 公務員試験は想像以上に長いです。その為、息抜きなしには出来ません。友達とご飯に行ったり、好きなドラマを見るなどしてください。ただし、勉強時間は毎日確保してください。バランスを取りながら、適度に。あと、昼寝をするのもいいですよ(笑)。私自身、13時から14時までを昼休憩にして、好きなことをしていました。

-これから勉強する皆さんへの応援メッセージ-

 試験勉強を続けていくと、不安や焦りが必ず出てきます。だからといって、自分のペースを崩す必要はないと感じます。最後まで、マイペースを貫いた私でも各種の試験に合格しました。計画的にコツコツ進めれば大丈夫です。とはいってもおそらく、信じていただけないかと。私も先輩たちが大丈夫と言っていたことを全く信じていませんでした。就職活動が終われば、おそらく先の私の言葉に共感していただけるのではないかと思います。今は、歯を食いしばって目標を見失わずただひたすら試験に向かって準備するだけです。