2017年度公務員試験のEYE合格体験記

「なんとかなりました!」

既卒23歳(受験時) プレミアムコース30 1.0年講座 9月生

最終合格国税専門官

①安心して働き続けられる環境

 大学3回生の時に就職について考え始めたのですがその際、この業界、この仕事がしたいといったものがこれといってありませんでした。社会や人のために働くことができる仕事がしたいという思いが強く、そこで広く社会の役に立てる職業ということで公務員試験への道を選択しました。また、自分自身の事を考えた時にも安定している公務員という存在は魅力でした。将来設計がしやすいことはもちろん、ワークライフバランスを確保でき仕事だけでなく自分の時間も確保できることは、この先の長い期間を考えた時に最良の選択なのではないかと考えました。

②雰囲気、居心地の良さ

 受験1年目は大学の学内講座を受講して挑みました。国家や県庁、市役所などを受けたのですが結果は全て1次試験で不合格でした。正直、悔しさなどは無く当然だろうなという気持ちの方が大きかったと思います。問題演習や学系科目の学習が完全に不十分でしたし、何より勉強時間がしっかりと自分で確保できていなかったと思います。
 厳しい状況になったとき、民間就活に切り替えるかもう一度公務員試験を受け直すかを考え、厳しい道ではあるものの自分が本当に進みたい、やりたいと思う仕事ができる道を選びました。
 2年目の挑戦を決めた時、1年目の反省を踏まえどの予備校に通うかを考えました。大手のパンフレットや体験授業を受ける中で何か自分には合わないなという感触を抱きました。授業やテキストの質は高いのですが、1教室に入る受講生の数も多く果たしてこれで受講生一人一人を把握してサポートしてくれるのか、相談の予約が取りにくいのではないかという不安を抱きました。その中でふとEYEのホームページを見つけ、少人数制や個別授業など「個」を大切にしてくれる印象を受け無料の個別相談に伺いました。その時、まだ入校していない段階にも関わらず、クラス担任の先生が講座の説明だけではなく、自分自身の現状や今後どのように進めていけば良いのかといった相談にも親身になって対応していただきました。EYEの教室のアットホームな雰囲気をはじめ、このような受講生一人一人に気を配ってもらえる環境が決め手となり、入校を決めました。

③学習の流れ

スタート期(9月~11月)

 2年目の挑戦ということもあり、まずは昨年度の学習の反省点を考えることから始めました。森本先生とも相談しながら、どういった学習が足りなかったのかを一緒になって考えていただきました。私は教養科目が特に弱く、数的処理にかなり苦手意識を持っていたので毎日コツコツ問題に取り組む事を心がけました。また、この時期は先生からのアドバイスもあり、憲法、民法、ミクロ経済学などの主要科目に取り組み、人文科目については歴史系を空いた時間に確認していました。そして、法律科目については1年目の学習をしていた段階である程度自信はあったのですが、森本先生から法律の趣旨理念など細かい部分も丁寧に取り組むことが重要という指導をいただき、曖昧になっていた事項を再確認していきました。

中間期(12月~2月)

 この時期からは大学の卒業論文も忙しくなり、なかなか思うように勉強が進みませんでした。昨年の課題であった問題演習量の不足についても、演習量をなかなか確保できずまた去年の二の舞になってしまうのではないかと不安と焦りが出始めました。そこで、法律系についてはダーウィンを何周も回すのではなく、授業とレジュメを見直して理解を深めるようにしました。また、苦手だった経済学についても公式を用いた計算問題など、簡単な分野を確実に解けるようにしていました。そうする事で解ける実感を感じ、勉強を進める上での自信に繋げていくことができました。

直前期(3月~)

 直前期からは大学も卒業し公務員試験に集中できるようになったので問題演習をひたすら重ねていました。学系科目や人文、社会科学は2月末から本格的に始めました。学系科目に関しては覚えることも多く、問題集に取り組んでもなかなか知識がインプットできなかったので、レジュメを中心に学習していきました。
 また、憲法論文も本格的に覚えはじめ択一の学習と合わせながら理解を深めていきました。私は家ではほぼ確実に勉強できなかったので、毎日朝からEYEに来るようにして勉強のリズムと習慣をつけていきました。そうする事で友達にも会うことができモチベーションの維持にもつながったと思います。

④すぐに相談できる環境

 勉強面でも精神面でも何か困った時にすぐに話せる環境があって良かったです。勉強の時間管理や模試を受けるタイミング、回数など気になった事をすぐに解決することができました。DVDを利用時間を気にせず何回でも繰り返し見られるのも良かったです。
 また、個別授業の存在も大きかったと思います。苦手な数的処理も笹田先生にお世話になり少しづつ疑問を解決していくことができました。

⑤面接・論文対策

 まず面接について、恥ずかしいことなのですが、私は昨年面接の対策といった事をこれといってしていませんでした。11月ごろに増田先生や森本先生と面談をしてもらう中で、志望動機や自己PRを作っていきました。
 自己PRを練る中で大学のサークルについてはコンプレックスを持っていたので触れないようにしていました。しかし、増田先生と話す中で「それは面接官には分からん事やから書いとき」と言っていただき、自分の武器を一つ増やすことができました。
 模擬面接では、私自身は面接の経験が無く苦手だと思い込んでいました。しかしいざやってみると「堂々と話せていて良かったと思いますよ」と評価していただき、自信を持って本番に臨むことができました。面接は印象ももちろん重要ですが、自分の中でいかに話す事を具体化し根拠を明確にしておけるかが自信を持って話すためのポイントだと思いました。
 次に論文ですが、憲法論文については森本先生のローラー憲法論文を受講し書く力を養いました。最初は形式の段階から全く書けませんでした。12月に最初に書いた時には先生に「雑やな〜(笑)」と評されましたが、優秀答案と自分の答案を比較しながら違いや改善点を見出し、採点する側が読みやすい丁寧な文章を心がけました。そして何回も書く練習を重ね、面談で指導をしていただく中で着実に成長でき、綺麗な文章を書けるようになりました。論文の参考答案については通学時間が長かったので電車の中で覚えていました。ただ読むだけだとすぐ眠くなるので、頭の中でこのキーワードや文章はどういう意味なのかという事を考えながら読みました。そうする事で理解が深まりより覚えやすくなっていたと思います。
 また、教養論文は速攻の時事の内容を押さえつつ取り組むと覚えていきやすいと思います。

⑥勉強で工夫したこと

 問題集には解いた問題の出来に応じて「○△×」を付けるとともに、解いた日付を記入していました。そうすることでこの問題は理解できているのか、以前解いてから期間がどれくらいあいているのかがわかるようにしていました。
 勉強時間の管理についてですが、1年目の反省からも予定を立てることが非常に重要であると感じていました。その日やる事をその日の思いつきでやるとだらけてしまうので、1日のスケジュールを管理できるアプリを使って1時間や30分単位で勉強の予定を管理しました。夜寝る前にその日やった事を振り返り、必ず前日に次の日やるべき事を決めるようにすることで、時間内にこの範囲をやり切らないといけないという意識を持つことができ、効率的に時間を使えるようになりました。
 また、私は自宅からEYEまでの通学時間が長かったので移動時間を有効に活用するようにしていました。授業を受けた後テキストやレジュメを見て復習をしたり、速攻の時事や論文の参考答案といった手を動かさないで出来る学習を進めていました。座ると眠くなるな~と思って直前期は空いていてもずっと立っていました(笑)。

⑦これから勉強する皆さんへ応援メッセージ

 公務員試験は本当に長い道のりで、ゴールがなかなか見えない分、苦しくなる時もあると思います。私も2年目の試験勉強をする中で何度も「もしかすると今年も受からないんじゃないか」と思うことがありました。しかし、合格して終えてみると諦めずに頑張って本当に良かったと思います。家族や周囲の友達に報告した時も皆んなが祝福の言葉をかけてくれて、自分は多くの人に支えられてここまでこれたんだという事を実感しました。
 厳しい試験ではありますが、それに挑んで努力している姿は必ず誰かが見てくれていますし、EYEの先生方をはじめ多くの人が支えてくれると思います。辛い時や困ったことがある時もそういった周りの人の力を十分に借りながら壁を乗り越えていけると思います。
 頑張ってください。応援しています。