最終合格裁判所一般職、国家一般職、国税専門官
二次辞退国立大学法人
大学に入って漠然と将来は公務員になりたいと考えていました。理由は安定したいから、企業の業績を上げるという目的の中で働ける気がしなかったから、真面目な人に囲まれて粛々と働きたいから、という消極的なものでした。
ただ実際目指してみると公務員と一口に行っても事務仕事ばかりではなく、業務は多種多様で魅力的な業種がたくさんあることを知り、私は迷うことなく公務員一本で就職活動という名の試験勉強に励みました。
三回生になる前の春休みのことでした。公務員になりたいと言っても全く知識は無く、何かしなければという焦りだけ感じていた時、大学から封筒が届きました。それがeyeのパンフレットでした。
とりあえず4月に面談だけ予約して、当日説明をして下さったのが担任の甲斐田先生でした。非常に丁寧な対応で疑問ばかりの私にできるだけ分かりやすく親身になって答えて下さりました。またビルのオフィスの一画でこじんまりしていて、自分に合っているようと感じたこともあり、その日のうちに入会を決めました。その為、私は他の大手予備校には行っていません。
私の場合、授業は週5回、バイトは週2回だったので当初は課された授業をただただ受けていました。生で講義を受けること、宿題は次の授業までに終わらせることの2点は守っていました。
また、経済に関しては本当に初めてで「何が分からないのかすら分からない」状態でした。そこで分からない問題は全て付箋を貼り、主に冨田先生の個別授業でとことん教えて貰っていました。憲法に関しては寺本先生の講義をウェブで受講していました。また数的も分からないところに付箋を貼り、笹本先生、山田先生の個別授業を受けて、かなり定着していきました。
私は9月丸々教育実習で一度もeyeには行けませんでしたし、勉強もできませんでした。そこで他の人は勉強しているのに!と焦りを感じながら10月に突入しました。受けそびれた授業を受け、焦っている分塾にいる間は集中して勉強できていたと思います。ただこの時も大学の授業、アルバイトがあったのでひたすら授業だけ受けていました。
民法、行政法、行政学、政治学など法律系と学系は全て寺本先生のウェブ講義を受けていました。要点をまとめた授業、頭に残りやすい言い回し、寺本先生のキャラクターが好きで本当にお世話になりました。
直前期から週間学習実績表の記入をはじめました。何の科目を何分間で何問解いたのか一目瞭然なので非常に重宝していました(ちなみに自分が把握するために用いていたので提出したことはありません。)。eyeは7時半から空いていますが、私は正直毎日7時半を継続することに自信がなかったので8時過ぎから最後までeyeに入り浸っていました。また日曜は閉館しているので土曜に過去問一年分印刷(問題はA3用紙に上下印刷、解答はムービーに収めるのオススメ)して日曜は過去問を解いていました。裁事に関しては9年分解きました。ただ模試などがあり国般に関しては3年分ほどしか解けなかった覚えがあります。
集中がとぎれないように大体1時間おきに科目を変えて飽きないように文系科目理系科目を交互にしていました。個人によると思いますが、私は毎日全ての科目を触るようにしていました。行き帰りの電車では自然科学、人文科学、速攻の時事をしました。
一つ目は友達ができたこと、二つ目は先生との距離が近いこと、三つめは個別授業です。
まず、一つ目に関しては5月に1回目のeyeの親睦を深めるための飲み会があると思います。私自身、もともとeyeに友達がいなかったので、正直本当に嫌だなーと思いながらも参加しました。ただ行ってみるとどの方も話しやすく、ここで出来た友だちとは今でも仲良しです。勉強法を相談しあったり、直前期には面接対策をしたり、切磋琢磨できました。最終的には休憩スペースで会う人ほとんどが顔見知りになっていました。飲み会以外にも先生方がランチ会を企画してくださったり、親睦を深めやすい環境です。
二つ目に関してはEYEはいつでも担任の先生や科目の先生と面談できる環境が整っています。担任の増田先生には直前期、面接など相談に乗って下さり、本当にお世話になりました。また入学当初から月一回森本先生との15分面談はかかさず行きました。その時に応じた激励を下さるのでモチベーションの維持につながりました。
三つめに関しては有料ですが、1時間半の個別授業でマンツーマンで指導してもらえることです。私は大体月一回、数的か経済の個別授業を受け、試験直前では面接対策にフル活用しました。
私自身サークルにも部活にも入っておらず、誇れるアルバイトをしているわけでもなかったので面接に対して大きな不安がありました。そこで自分のスキルアップを兼ねて3回生の8月にボランティアで海外に行きました。この経験は私にとって本当に貴重で、忘れられないものになりました。この頃から面接ノートを作り、織田先生のレジュメなどを参考に志望動機などはなんとなく考えていました。面接ノートを森本先生に添削してもらい、面接直前では考えられる質問をすべて書き出して答えを考えていました。
個別授業などを使って、森本先生、織田先生、笹田先生、増田先生、また大学のキャリア支援センターの方、EYEの友人など様々な人と模擬面接をしました。そうすることで多角的に質問に対する回答を練ることができ、イレギュラーな質問にも対応することができましたし、自信につながりました。
ただ、ここで気づいたことはいわゆる「すごい」ことをしたことだけが大切なのではないということでした。不安を感じている方も多いとは思いますが、そんなときは是非森本先生や増田先生、チューターの方に相談することをすすめます。
小論文に関しては夏期講習・直前対策講座の織田先生の小論文対策講座をすべて受講しました。そしてタイトルごとにキーワードをまとめ、暗記しました。そのままの問題が出なくとも知識を寄せ合わせてかけるので大抵の問題はクリアすることができます。また過去問を実際に何もみずに書いてみることもしました。
憲法論文は直前対策講座のローラー憲法でこと足ります。私は2月から本腰を入れ、緑のマーカーで隠しながら、書くことを毎日こなし、三、四周ほどしたら本番はすらすら書くことができました。本当に覚えられるのか不安でしたが、森本先生の答案は美しく、決まり文句もあるので頭に残りやすいです。
受験先や得意科目によってそれぞれに合った勉強法は異なると思います。私自身もいろいろな方に話を聞き、何が正しいのかわからず当初は翻弄されました。あくまで参考にしていただいて自分に合った勉強法を見つけてください。
公務員試験は長い闘いになります。めげるときもあると思いますが、そういう時こそ友人や先生方と話をして励ましあってください。体調にも気をつけて睡眠や食事はきちんととってください。モチベーションがさがったときは志望先に足を運んでみてください。 気持ちを強く持って最後まで駆け抜けてください。