2017年度公務員試験のEYE合格体験記

「自分のペースでやり抜く」

同志社大学 政策学部4年(受験時) 8ヶ月講座 9月生 プレミアムコース10

最終合格裁判所職員一般職、国家一般職(名古屋税関)、国税専門官

二次辞退京都府上級

モチベーションチャート

-一生働くことができるから-

 民間企業も並行して見ていましたが、私の性格は民間よりも公務員向きだと感じましたし、女性が一生安心して働くことができる点も魅力的だったからです。

-先生に相談しやすい環境とアットホームな雰囲気-

 私はEYEに入学する前に大手予備校にも見学に行きました。しかし、受講生の人数が多く、なかなか先生に講義の疑問点を質問できないのではないかと不安に思いました。そこでEYEの説明会に行ったところ、気軽に先生に質問できるスペースがあり、また先生が受講生に積極的に話しかけていました。私は9月から入学すると決めており、ほかの受講生よりも遅れることに不安があったので、EYEの先生と受講生の距離が近い雰囲気ならやっていけるのではないかと思い、入学を決めました。

-学習の流れ-

<スタート時期(9月~11月)>

 9月にEYEに入学しましたが、ゼミやサークル活動が忙しく、9月はほとんど勉強していませんでした。10月初めに槇矢先生と面談を行い、まず数的推理・判断推理、憲法、ミクロ経済学のDVDを終わらせるよう指導して頂きました。数学が苦手な私にとって、数的推理・判断推理の勉強はとても嫌でした。少なくとも毎日1時間は勉強するべきだと言われましたが、あまりできていなかったと思います。しかし、講義で扱ったレジュメの問題の中で、間違えた問題はもう一度やり直す、宿題に指定されたテキスト・ダーウィンの問題は必ずやるというように復習だけはしっかり行っていました。憲法はひたすらDVDを見るだけでしたが、森本先生のレジュメについている復習テストで間違えた問題だけはテキストで振り返るようにしていました。ミクロ経済学は基本の考え方を理解するのにすごく時間がかかりました。自分でテキストやレジュメを見て、まとめプリントを作ったりしていましたが、分からない点はすぐに先生に質問しに行ったほうが理解も深まるし、悩んでいる時間も短縮できただろうなと反省しています。

<中間期(12月~3月)>

 年末までに民法、マクロ経済学のDVDを見終えることができず、焦っていました。多い時で一日3本見た日もありましたが、適当に見るよりも、一つ一つの講義を理解するほうが大切だと考え、無理はしないようにしていました。DVDを見終えた後は、法律科目はひたすらダーウィンを解いて、できなかった問題をテキスト・レジュメでふりかえるようにしていました。経済科目はダーウィンを一周した後、スー過去を解き解説を読み込んでいました。この時期に直前講習も受けていたので、経済科目で分からない問題はすぐに先生にきくようにしていました。また最も苦手な数的は笹田先生の個別授業を受けて対策していました。分からない問題を放置せず、その日中に理解できるようにしていました。

<直前期(4月~6月)>

 直前期では、①模試と本番の試験の復習、②学系科目、人文・時事の暗記に力を入れました。まず①に力を入れた理由として、同じ問題がほかの試験に出てくる可能性が高いからです。先輩からも「必ず本番の試験は終わった後復習したほうがいい」とアドバイスされていましたが、実際に受けてその意味を痛感しました。特に法律科目で、毎回似たような選択肢を見ました。そこで迷わないためにも、間違えた問題だけでなく、正解した問題の肢も見直すようにしたほうがいいと思います。また法律科目の勉強に関してですが、特に民法は間が空くと忘れてしまっていたので、試験前には寺本先生の講義をきいて、レジュメの後ろについている問題を一通り解くようにしていました。②について、私は直前期まで財政学と行政学のDVDを一通り見ただけで何も勉強していなかったのですが、学系は最後に詰め込んでも何とかなる科目だと思います。しかし財政学は、経済原論や時事の問題にも絡んできますし、行政学と行政法でかぶってくる分野もあったりするので、学系科目を早めにやっておいて損はないなと思いました。特に国家一般職の専門試験では学系が得点できるようになれば、すごく楽になると思います。あと、人文・時事についてですが、私は数的処理が得意ではなかったので、その代わり知識でカバーしようと考えていました。直前まで来たら、ある程度自分の苦手科目は割り切って、他の科目でどこまでカバーできるか考えることも必要だと思います。時事は、「速攻の時事」をひたすら読んで、模試などで間違えた問題を書き込み、試験前に見直すときに目に入るようにしていました。人文科目は織田先生のレジュメに時事の時と同じように書き込み、試験の朝に見直すようにしていました。

-支えあえる友人ができた-

 EYEで学習して良かったことは、一緒に勉強や面接練習を行い、悩みなどを相談できる友人ができたことです。私は2月の直前対策講座で初めてライブ授業に参加し、友人ができました。友人とは昼食中に問題の出し合いっこをしたり、お互いの得意科目を教えあったりしていました。私は友人に何度も数的処理や経済原論の問題を教えてもらっていました。また憲法論文の講習を受けていなかったので、友人に書き方を教えてもらっていました。友人たちのおかげで筆記試験を乗り越えることができました。また面接対策や官庁訪問の情報交換もできたことで最終合格を勝ち取れたと思っています。

-面接・論文対策-

<面接対策>

 公務員の面接対策は私が想像していた以上に重要なものでした。特に地上では筆記試験は足きりで、面接が本番というところも増えています。また裁判所職員一般職の面接の割合は4割(2017年時点)を占めているので、準備は万全に行うべきだと思います。私が裁判所の面接を受ける前には、森本先生、笹田先生と一緒に志望動機や自己PRなどを考え、何度も面接練習をして頂きました。裁判所特有の質問に対する受け答えも練習できたので、先生方との面接練習はとてもおすすめです。また裁判所の面接は他の試験種よりも早い日程で行われるので、面接慣れしていない受験生も多くいると思います。私は民間企業を数社受けていたので、あまり緊張せずに臨めました。面接で緊張しがちな人は場数を踏むことも大事だと思います。

<論文対策>

 論文対策はあまりできていたとは言えないのですが、織田先生のレジュメに載っているテーマはすべて目を通し、ポイント部分だけは書けるよう、ノートにまとめていました。憲法論文は直前対策講座のローラー憲法論文を受講し、テーマごとに書くべき法律の条文や訴訟名などをまとめて試験前に見直すようにしていました。憲法論文はしっかりやれば、択一問題を解くときにすごく楽になると思います。

-勉強で工夫したこと-

 工夫したことは、自分の今の学力と試験に合格するために必要な学力の差を意識して勉強していたことです。2月くらいに時間を計って模試や過去問を解いてみて、例年の最終合格のボーダー点よりも+10点取れるためにはどの科目を重点的にやるべきか考えるようにしていました。あと、絶対落としてはいけない問題を間違えたときは基本から徹底的に復習しましたが、できなくてもしょうがない問題に対してはあまり時間をかけず解説を読むだけにするなどのメリハリをつけるようにしました。

-最後まであきらめない-

 途中つらいことや勉強したくなくなることもたくさんありました。その時は友達とご飯に行ったり、テレビを見たりして息抜きしていました。公務員試験は長丁場なので、投げ出したくなったら適度に息抜きすることも大事だと思います。その日があまり勉強できなくてもその週全体で勉強時間を確保すれば大丈夫、という風にあまり自分を追い込みすぎないで勉強し続けたことが私の合格した要因かなと思います。また直前期にはマクロ経済を捨てようかなと思った時もありましたが、国家一般職の試験では得点源になり、あきらめずに勉強し続けてよかったなと思いました。皆さんもぜひ最後までやり抜いてほしいなと思っています。