2017年度公務員試験のEYE合格体験記

「自分の原点に立ち返り、一生付き合っていきたい仲間をたくさん作ることが出来た、かけがえのない一年」

既卒26歳(受験時) 8ヶ月講座 7月生 プレミアムコース30

最終合格国家一般職(近畿経済産業局)、財務専門官

三次辞退国立大学法人(京都大学)

二次辞退京都府上級

モチベーションチャート

-情熱を持って人のために働ける仕事を求めて-

 私は、「人の人生にプラスの影響を!」という気持ちから、製薬企業で医薬品の営業職に就きました。その中で、生活習慣病などの患者さんの多い分野ばかりに力を注ぎ、希少疾病や難病などの本当に助けを必要としている方には助けの手を差し伸べられない“もどかしさ”を感じていました。そのような“利益重視”の働き方ではなく、“もっと純粋に人の力になれるお仕事がしたい”と感じたことが、公務員を目指したきっかけです。

-様々な経験を経て、自分に最適であるアットホームな環境を選択-

 大学生の頃に、公認会計士試験で某大手予備校に通っていましたが、「個人主義でみんなバラバラ、せっかく同じ時期に同じ場所でいるのに…寂しいな、もったいないな」と感じていました。また、同時期にEYEにもTOEICマンツーマン講座でお世話になっており、こちらは「アットホームで面倒見の良い予備校だな」と感じていました。そこで「周りの受講生と切磋琢磨し、支え合いながら頑張っていける!」、そんな環境こそが自分の性格に合っていると考え、アットホームな雰囲気のEYEを選びました。実際に、離職直後は全く元気がありませんでしたが、EYEの先生やスタッフさん、受講生の仲間と密にコミュニケーションを取る中で、たくさんの元気とやる気をもらい、この一年間で自分らしさを取り戻しつつ頑張ることが出来たので、この選択は正しかったと考えています。

-学習の流れ-

<スタート期7月~9月>

【勉強のこと】平均学習時間:9時間/日

 7月に入学して間もない頃は、槇矢先生との担任面談でアドバイスされた通りに、数的推理・判断推理、ミクロ経済学、憲法などのメインの科目を学習していました。授業で分からないところをそのまま流したくない性格でしたので、基本的に最初から最後までDVDでの受講をしていました。このようにEYEでは、他の予備校と異なりDVDを無料で何度でも見られることが強みです。また、DVD視聴をこなすだけではなく、しっかりと復習することに気を付けていました。“聞いて分かる”と“自力で解ける”との間には大きな差があるので、復習を通して、自分の理解はどの程度なのかを確かめたり、どのように出題されるのかについて学んでいました。基本的に、DVD視聴した日から1ヶ月以内に最低3回は復習するように心掛けていました。復習(特に1回目)については、時間を開ければ開けるほど、「苦労することになる、かつ、記憶の定着率が悪くなる」と感じましたので、1回目の復習は授業の当日あるいは翌日までには復習することをオススメします。

【勉強以外のこと】

 EYE主催の職場見学会やボランティアに参加したり、知り合いに頼んで公務員の方と直接お話しさせてもらっていました。実際に、職場を見たり職員さんと話をすることで、モチベーションを高めると共に、自分の肌に合うかどうかを知るように心掛けていました。「百聞は一見に如かず」とも言いますが、ほとんど知らないまま「あそこは自分に合わない!魅力を感じない!」と決めつけてしまうのでなく、実際に自分の目で見て耳で聞いて判断する方が良いかと思います。その他にも、8月にあるEYE主催「公務員フェスティバル」に参加し、「一言で公務員といっても、こんなにも多種多様な仕事があるのか!?」という気付きを得ると共に、一緒に頑張っていく仲間を作ることが出来ました。このイベントは絶対に参加しておくべきだと思います。

<中間期10月~1月>

【勉強のこと】平均学習時間:12時間/日

 この時期については、スタート期に学んできた科目を忘れないように復習しつつ、新たに民法や行政法、マクロ経済学などを中心に学習を進めていました。数的推理・判断推理、経済科目、法律科目などの主要科目を年内にどれだけ固められるかで、直前期の勉強の進めやすさが大きく左右されるので、年内はこれらの科目を固めることに全力を注いで欲しいです。

【勉強以外のこと】

 スタッフの林さんの声かけをきっかけに、「大学生と既卒生の垣根なくEYEの受講生みんなで頑張っていける雰囲気づくり」を目標として、忘年会と新年会を自主的に企画実施しました。ここで、林さんに声を掛けてもらえたことで、すごく多くの方と接するきっかけになったので、有り難かったです。忘年会では、仲の良い大阪校の受講生と合同で企画実施することで、京都校と大阪校の交流を促しつつ皆で頑張っていく雰囲気づくりが出来ました。また新年会では、京都校だけでの開催となりましたが、40人を越える受講生の方に参加してもらうことが出来、コミュニケーションを活発に取る雰囲気が出来上がり、直前期の辛い時期を支え合ったり面接練習をしてくれる仲間を作ることが出来ました。

<直前期2月~6月>

【勉強のこと】平均学習時間:14時間/日

 2月に入り、直前期恒例の朝7時半からの早朝学習に取り組んでいました。早朝学習は数的推理と判断推理、加えて憲法論文の暗記などに取り組んでいました。その後は、経済科目や法律科目などを中心に学習していました。また、学系科目についてもこの時期ぐらいから本腰を入れて取り組み始めました。一通り学系科目に触れてみましたが、私の場合、大学時代に勉強したことのあった経営学と財政学(+財務専門官試験用に会計学)に絞り集中して勉強しました。なお、圧倒的に自信のある科目に出来そうなら絞ることもありかと思いますが、基本的には政治学・社会学・行政学などもしっかりと勉強してリスク分散を意識した学習をすべきかと思います。直前対策講座では、森本先生のローラー憲法や寺子屋ゼミ(民法・行政法)が1週間ごとに交互で実施されるので、しっかりと準備した上で臨むことで、復習をリズムよく行うことが出来ました。また、この時期には、産経模試も2週間に1度のペースで行われていましたので、この模試を実践練習(緊張感・時間配分・解く順番の確認)の場として利用していました。

-勉強で工夫したこと-

【理解度確認テストや産経模試の有効活用】

 “勉強の進捗状況の管理”と“自らの理解度確認”の意味で、「各科目の理解度確認テスト」や「産経模試」を有効活用していました。
 理解度確認テストでは、毎回、絶対に満点を取って1位のところに自分の名前を載せる気持ちでしっかりと準備した上で臨んでいました。1位を取れた時は喜び、また1位を取れなかった時は悔しがることで、どちらに転んでも自分のモチベーションを高く保つことができた点で非常に助かりました。
 産経模試では、模試の当日までにどの科目を固めるかを決めた上で、毎回自分自身で目標を持って受験をしていました。総合点で出来を判断するのではなく、自分が得点を取ると決めた科目をしっかりと得点できているかや、全体での正答率が高い問題を間違えていないかを確認し、結果が出ていれば今の勉強法を続行する、結果が出なければ今の勉強法だと結果が出ないかもしれないので勉強法の見直しが必要だと考えて振り返りを行っていました。

【法律科目:テキスト・レジュメを復習しやすいように加工】

 法律科目(特に民法)では、原則と例外や趣旨など細かなことを頭に入れていかなければ得点を取れないので、復習の際にそれらを一目で判断でき勉強しやすいように工夫を行いました。具体的には、「マーカーでの色分け」と「三角括弧〈〉」などを使用しました。
「マーカーでの色分け」に関しては、例えば下記のような塗り分けです。

  • 黄色:章や節など→全体と部分を把握するため
  • 赤色:有効や無効などの結論→結論は何かを把握するため
  • 青色:趣旨→結論に至る過程を把握するため
  • 緑色:原則(太く)と例外(細く)→原則・例外を瞬時に把握するため

 また、「三角括弧〈〉」に関しては、下記のように使用していました。
「~の時に」、「~の場合に」、「~の場合を除いて」などのように、条件で場合分けをされている文章に対して、その条件の部分を三角括弧で囲むことで、瞬時にどのような条件なのかを理解できます。また、上記の色分けマーカーと組み合わせることで、赤色ならば、その条件の下での結論を、緑色マーカーならば、その条件が原則あるいは例外なのかを瞬時に理解することができ、復習のスピードを高めることが出来ました。

-信じる仲間と共に、全力で頑張ってみませんか?-

 EYE受講生のあなた。なぜEYEを選びましたか?EYEのHPやパンフレットを見ているあなた。数ある予備校の中でなぜEYEを見ていますか?公務員試験合格に向けて、大手予備校や学内講座、独学など様々な手段があるかと思います。基本的に私は勉強だけであれば、どのような手段を選ぼうが結局自分の頑張り次第だと考えています。しかし、その“頑張ろう”というモチベーションの源は、環境によって大きく異なってくるのではないでしょうか?「人は人、自分は自分」のような個人主義的な勉強環境よりかは、一緒に支え合い頑張れる仲間がいる、常に自分のことを気にかけてくれる人がいる、たとえ試験が終わってバラバラの道に進んでも繋がり合っていたいと思える人達がいる、そんな環境の方が全力で頑張っていけるのではないでしょうか?
 私自身、結果こそ見れば綺麗に終わることが出来たかとは思いますが、それまでの過程では紆余曲折、様々な苦しさがありました。勉強を続ける中で、入学当初に掲げた目標に対して、「妥協ではないか?自分の人生は本当にこれで納得がいくのか?」と考えるようになり、国家総合職を目指そうとした時期もありました。しかしその後、「本当に自分が大切にしたいこと、大切にしたい人は何なのか?国家総合職という選択は自分のプライド(見栄)を満たしたいだけではないか?」と思い、国家一般職と財務専門官試験に切り替えました。正直なところ、志望先の切り替えに納得していたつもりでしたが、「自分は妥協した、逃げ出した」という気持ちが心のどこかにありました。この時、ずっと高く保ってきた高いモチベーションがプツンと切れ、「勉強したくない、予備校にも行きたくない」という状態になってしまいました。そんな私を支えてくれたのは、森本先生、受講生の仲間達でした。森本先生の「中西 龍一の信念はなんや?人助けをしたいという強い気持ちやろ!」という趣旨に立ち戻らせてくれた言葉や、「最近まったく覇気があらへん。いったいEYEに何をしに来てるんや?」という厳しい言葉。受講生の仲間からの「一人で何でも抱え込まなくて良いんだよ。もっと周りを頼ってよ!」という暖かい言葉や、「中西さん、趣旨に戻って来て下さい!EYEでしょ?」というハッとさせられる言葉にどれだけ助けられたでしょうか。他の予備校に通っていたとしても、なにがしかの結果は出ていたかもしれませんが、ここまで自分の人生に対して真剣に考えることもなかったでしょうし、ここまで多くの人達と一生付き合っていきたいと思えるほど深く仲良くなれることはなかったでしょう。本当にその意味で、EYEという予備校はただ単に公務員試験に合格するだけの場所ではない、唯一無二の価値があると感じています。
 いま公務員試験合格に向けて頑張っている方。ぜひ一緒に切磋琢磨しお互い支え合える、そんな仲間を自分から積極的に作って下さい。そして、自分一人で頑張っているのではない!皆で頑張っているんだ!という気持ちで、この公務員試験という壁を乗り越えて下さい。また、公務員試験を受けるかどうか悩んでいる方。HPやパンフレットばかりで情報を調べるのではなく、ぜひ様々な予備校見学会に足を運んでみて下さい。思ってもみない発見があるかもしれません。どんな人でもみんな平等で人生は1回きりです。そんな1回こっきりの人生を自分が「こうだ!」と信じる道に向けて全力で走っていく、そんな人生の方が楽しそうじゃありませんか?ぜひ、今この時が人生の中で1つの勝負所だと思って本気で取り組んでみて下さい。
 私は、ここを卒業してもずっとEYEと繋がり続けていきたいと思っています。何か悩んだことや聞きたいことがあれば、遠慮なくスタッフの方を通して連絡してきてください。お役に立てるかは分かりませんが、全力で相談相手になります。それでは皆さん、自分の可能性を信じて頑張って下さい!