2017年度公務員試験のEYE合格体験記

「反省終了(二年目受験)」

既卒23歳(受験時) 8ヶ月講座 11月生 プレミアムコース10

最終合格国税専門官

モチベーションチャート

-はじめは単純に地元で働けることと、それなりの待遇を求めていただけでした-

 私が公務員を志望した理由は、単純で不純なものでした。ただ、公務員を目指すきっかけはそんな感じでも説明会とかに参加しているうちに行きたいところが見えてくると槇矢先生から聞いて、とりあえず自分もスタートしてみようと思いました。 結果的に三月ごろに行われる官庁公開フェスティバルを通じて、国税専門官を第一志望に切り替え、合格することができました。

-面接に不安を感じていたことと、先生、受験生との距離の近さで選びました-

 入学を決めた部分は自分が不安に思っていることにすべて親身になって答えてもらえた部分と、面接が怖いと思っていたので、面接対策に力を入れているEYEが一番あっているかなと感じました。また、クラスコンパなどで友人を沢山作れる環境が整っていることも魅力的でしたし、友人ができていなければ間違いなく最終合格はできていなかったと思っています。

-学習の流れ-

<スタート期 11月~1月>

 私は一年目の受験に失敗しているので、一年目の反省(主にサボりすぎたこと)を踏まえて、最初はあらゆる科目の学習から始めることにしました。11月、12月は大学の卒業を賭けた単位習得とDVDの消化、アルバイトをバランスよくこなせたかなと思います。しかし、1月は卒業論文やテストがあり、あまり勉強はできませんでした。また、明らかに一年目の知識が抜け落ちていたので、この時期の模試も一切受けていませんでした。

<直前期前半 2月~3月>

 この時期から早朝自習室が解放されますが、勉強の習慣がまったくついていなかったので、まずは10時前に自習室に行って、少しだけ数的、文章理解を解いてから自習室でDVDの消化、復習を中心にして夜8~9時頃までEYEにいました。この時期は法律系のDVDを借りる人が多く、見たいDVDがもうない…なんて事が頻繁にありましたので、とにかく一周目は早めに終わらせることをお勧めします。法律DVDがあればそれを、なければ経済を重点的に取り組むようにしていました。また、模試も二回程申し込み、それに向けて勉強のモチベーションを上げていました。模試の点数は悲惨で、特に民法がひどかったのですが、個別授業で森本先生に見せるとほぼほぼ教科書やレジュメのページを指さして解説されました(笑)。復習が大事なのはわかっていたのですが、それでも昨年より点数が低かったこともありかなりモチベーションが下がっていた時期でもありました。

<直前期後半 4月~6月>

 大学は無事卒業できたものの、それはすなわち4月から学生ではなく無職になるということです。その焦りからモチベーションは回復しました(笑)。この時期にようやく学系に手を付ける余裕が出てきたのですが、勉強が進んでいる人と比べて明らかに進度が遅いと感じたので、科目を絞って勉強しました。EYEには相変わらず10時前に到着する日々でしたが、家で一時間程数的処理と文章理解をしていました。二年目も国税専門官を第一志望に定め、会計学、経営学、財政学を中心に取り組みました。これさえ取り組めば、国家一般職でも法律、経済と合わせて8科目選ぶことができ、一応スタートラインに立てます。国家一般職、地方上級が第一志望の人ならこれに加えて政治学、社会学、行政学など、幅広くやっていくとは思いますが、自分の志望先は幅広く勉強する必要がないことと、暗記科目が嫌いなので少数精鋭で賭けに出ました。EYEの講義を聞き、レジュメなどをしっかりと読み込めばそれなりの点数は取れると思いますが、自分には保険と呼べる科目が一切なかったので、取り組むと決めた学系科目は全てスー過去を使いました。5~6周やるものと思うと気が滅入ったのですが、全部覚える又は理解するつもりで勉強すると自然とそれ以上にスー過去を回していました。経営学は織田先生のレジュメを10周くらいしてからスー過去にいくことをお勧めします。スー過去から入ると絶対に心が折れます。また、2017年は4月末に国家総合職、5月半ばに裁判所事務官の試験がありました。個人的に半端なく難しく感じたのですが、それでもやはり森本先生に聞くとほとんどの事が教科書、レジュメにありました。法律系はスー過去に頼らず、DVDとレジュメを中心に見ていくべきだと思います。

-先生、友人に聞きやすい環境-

 とにかくわからなくても一人で悩む必要がなかったことです。幸いにも賢い方がたくさんまわりにおられたので、よくオープンスペースでわからないことを質問していました。わからない問題が解決しますし、気分転換にもなりますし、一石二鳥でした。

-とにかく整理して、話すこと!-

<面接対策>

 EYEにある二次試験報告書を借りて、国税専門官と滋賀県庁の分は全てコピーしてファイルに綴じました。そして、そこに書かれた質問の答えはとりあえず頑張って用意しました。こんな内容でいいのかな?と思ったら森本先生や笹田先生にアドバイスをいただきました。国家一般職は面接カードからざっくりと質問される程度なので面接カード作りに時間を割きました。模擬面接30分はとても有意義ですが、それだけでは足りないので、友人とオープンスペースで面接練習をしていました。始めた時期は筆記で落ちる事をとにかく避けたいという思いがあったので一次試験が落ち着いた後で始めました。

<論文対策>

 小論文に関しては、国家一般職を想定して対策を始めましたが、全受験者の半数くらいが6点中4点の評価を出されるみたいなので、織田先生の小論文のレジュメを繰り返し読みました。ただ、そこから出ないこともあるので、速攻の時事や、ネットニュース、新聞などを通じてとにかく日本の現状をざっくりでいいので把握するように努めました。国家一般職レベルであれば、とにかく現状、問題点、改善策を書けば4点はとることができました。ちなみに論文自体は表面の一番下までしか書けませんでしたが、それでも問題ないようです。また、しっかりと対策している方は5点、あるいは6点の評価を出されている方が多かったので、筆記に自信がない方、国家一般職が第一志望の方は織田先生を信じて頑張れば報われると思います。

-問題集が試験範囲のすべてではないこと、教養は文章、数的、時事で稼ぐこと-

 勉強方法自体に工夫はありませんが、先生方のレジュメや参考書などは確かに幅広く知識を網羅しているのですが、それが試験範囲の全てと言うわけではないということを意識していました。数的系であれば、似たようなパターンの問題はあるものの、大体の問題はどこかで一捻りする必要のある問題が出ます。教養試験は時間がないのでパターン暗記は必須ですが、初見の問題にどれだけ粘り強く取り組めるかという力も必須です。逆に学系は詰め込むだけなので楽に点数が稼げることもありますが、使ってきた参考書の範囲外から問題を投げられることもあるので、頼りすぎは禁物です、国家公務員志望であれば法律、経済を軸にするべきだと思いました。また、教養試験に関してですが、最初は全科目触ってやろうと思ったのですが、浪人しても思いのほか時間がないこと、人文科学が嫌いすぎる事、自然科学の伸びしろが感じられなかったこと(高校の知識が残っていて大体7割くらいの正答率だったので)もあり、勉強は文章理解、数的処理、時事に絞りました。英語は苦手だったので、文章理解の日本語で5~6点、数的で12~13点とってとにかく5割は切らないということを目標にしました。最終的に知識分野の法律、経済などで稼げることもあり、6割前後の得点は確保できるようになり、一年前に比べて3~4点ほど得点を上げることができました。本試験では、とにかく数的処理を得点源にしたかったので試験の大半の時間を使いました、酷いときは140分のうちの100分は使ってます(日本語25分、知識15分)。そこでどうしてもダメだと思ったら英語に切り替える戦術をとっていました。逆に数的で目標通り13点くらい取れると思ったら英語は完全に捨てていました。

-これから勉強する皆さんへ応援メッセージ-

 自分は二年かかりましたが、なんとか内定を手にすることができました。計画性をもって生きろよってお灸を据えられた感じがします。この試験はサボれば落ちます。逆に努力していても、何が起こるかわからない試験なので一年で結果を出すことが叶わないこともあるかなと思います。不安な時はEYEの中で一番努力している人を見てください。受講生の全員が目標に向かって努力していることはわかっていますが、その中でも勉強量であったり、すぐに捨て問題にしてしまわない等、姿勢が頭一つ抜けているなといった人が数人は見つかると思います。そのような方々が筆記試験で結果が振るわなかった姿は見たことがありません。自分のペースが乱れるのはよくないですが、周りと自分を比べて自分が遅れすぎていないかどうかを考えることは大事かなと思います。EYEに入った以上は仲間を作ってそれなりに楽しく勉強することができるかなと思います、頼れる先生もたくさんいますので、最大限活用して合格を勝ち取ってください、僕みたいなサボり魔が一人でも減ったらいいなと思います(笑)