2017年度公務員試験のEYE合格体験記

「自分のやりたいことを見つけることができた」

京都府立大学 生命環境学部4年(受験時) 1.0年講座 2月生 プレミアムコース10

最終合格広島市(林業)、国家一般職(林学)

-地元に貢献したかったから-

 私が公務員を志望したのは、地元である広島に貢献する仕事がしたいと思ったからです。私は民間も受けていましたが、民間と比較して公務員では、森林に幅広く関わっていけることや、現場の方との話し合いから施策づくりまで行えることが魅力だと思いました。

-アットホームな環境がよかったから-

 EYEへの入学を決めたのは、少人数制で、アットホームな環境だと思ったからです。また、先輩が通っていたというのも決め手になりました。先生だけでなく受付の方も学生の名前を憶えて、声をかけてくださっていたことも、いいなと思いました。

-学習の流れ-

<スタート期2年生2月~3年生10月>

 私は、3年生の秋まで部活をしていたこともあり、生講義にはあまり出席できませんでした。しかし、講義がたまってしまうと遅れを取り戻すのが大変なので、DVDが出るとすぐに借りて見るようにしていました。また、時間があるときはEYEで勉強するようにしていました。EYEに行けば、みんなが勉強しているのでモチベーションの維持につながりました。数的処理に苦手意識がありましたが、1日1問は問題を解くように心がけました。授業後はレジュメの問題を解きなおすようにしていました。また、ダーウィンの問題が難しいと感じたときはテキストの問題を先に解いてみるようにしました。

<中間期3年生11月~2月>

 この時期になると、ダーウィンを何周か解き、模試の結果を通して得意分野、苦手分野が自覚できていたので、得意分野は新しい問題集に手をつけ始めました。苦手分野はとにかくレジュメ→ダーウィンの順で何度も問題を解きました。文章理解と数的推理は個別授業で、疑問を解決することができました。また、問題の解き方のアドバイスをもらったことで、苦手な問題も取り組みやすくなりました。模試は、必ず見直しと解き直しをしました。模試の問題は直前期にも解き直したので最後まで取っておくべきだと思います。

<直前期4年生3月~6月>

 直前期は、問題集以外に過去問を時間を計って解き、本番の時にどの順番で問題を解いていくかいろいろ試していました。専門、教養ともに10年分は解きました。大体、平日は問題集をやり、休日は午前中に過去問を解き、午後から答え合わせや見直しをしていました。14日平均7時間くらいは勉強していたと思いますが、調子のいい時と悪い時があるので、あまり時間にはこだわらず、問題数や理解度のノルマが達成できればいいとしていました。数的、文章理解は毎日勉強しましたが、知識分野や専門分野は幅広いので、『月曜は世界史、火曜は地理』のように、日を分けていました。苦手だからといって、同じ分野ばかりに取り組まないように意識しました。知識分野や時事問題は、織田先生のレジュメや速攻の時事を使いました。友達と問題の出し合いをして勉強すると、積極的に暗記を頑張ろうと思いましたし、友達と会うことが息抜きにもなったので良かったです。

-やりたいことがはっきりした-

 私は始め、広島市の林業職の募集が不定期なこともあり、行政事務での受験を考えていました。しかし、槇矢先生との面談を通して、自分は行政職で様々な仕事に関わるよりも、森林に関わっていきたいと思い、林業区分での受験に切り替えました。志望先は市、県、国家でかなり悩みましたが、面談の時は、私の考えをしっかり聞いてくださるとともに、過去の受験生の考えや、今のことだけでなく、将来のことを見据えたアドバイスを教えていただきました。面接カードの内容を考える時も、林業のことについて先生から質問してもらったことで、あやふやな知識を再確認し、自分の言葉で伝えることができるようになりました。

-面接・論文対策-

<面接対策>

 面接は慣れることが重要だと思います。私は、面接に苦手意識が強くあり、模擬面接でも酷く緊張するタイプでした。練習を繰り返すことで、緊張しなくなることはありませんでしたが、落ち着いて答えることのできる回数が増え、自信を持って答えるということができるようになりました。EYE以外でも、ハローワークを利用したり、友人に頼んだりして、合計で15回以上は面接練習をしたと思います。面接が苦手な人は、とにかく回数を重ねて練習してみてください。突然得意になることは難しいですが、少しずつ答え方に慣れてくるはずです。

<論文対策>

 論文は織田先生の講義を受けて、答案の添削をしてもらいました。また、レジュメを自分なりにまとめて、キーワードを頭に入れておくようにしました。4月頃から自分の志望先の小論文の過去問に取り組みました。レジュメだけでなく、志望先の現状(人口や産業、政策)も調べてノートにまとめました。

-林業区分の勉強法-

 私が勉強で使ったのは、森林・林業実務必携、林業白書、国家一般職の過去問、大学の授業で使ったレジュメや教科書です。早い時期に過去問を手に入れ、解き始めました。過去問は分野ごとに切り分け、ルーズリーフに貼り付けました。また、選択肢の間違っている部分を赤で直し、解説を白書や実務必携から探して書き込みました。大学の授業内容はそのまま専門の出題範囲になるので、これまでに受けてきた授業のレジュメを読み、復習しました。国の政策や新しい法律、計画は白書でチェックしました。森林率など、数字の正誤が問われることもあるので、細かく覚えました。特に制度等は実務必携の記載と現在で違うことがあるので、最新のものを調べるようにしました。最終的に、10年分の過去問を少ない年でも5周は繰り返し解きましたが、ただ正解できるようにするのではなく、選択肢の何が間違っているのかまで答えられるようにしました。国家一般職では専門の記述問題もありました。これについては、必要な知識は専門の勉強で身につくと思います。書き方は論文の講義で習ったことを意識しました。5年分くらいは実際に書いてみた方が、本番で書き出しやすいと思います。

-これから勉強する皆さんへメッセージ-

 公務員を目指している皆さんの中に、「どんな業務に関わりたいか分からない」という人がいるかもしれません。そんな人は、ぜひとも先生や友達とたくさん話をしてみてください。志望理由を考える時もそうでしたが、私は、人と話すことで自分の考えがまとまり、やりたいことが少しずつ見えていきました。幸い、EYEでは現役公務員の方と話したり、職場見学したりできる機会がたくさんあります。そのような機会を有効活用し、いろんな人と話し、頼って、無理せず勉強に取り組んでください。