2017年度公務員試験のEYE合格体験記

「大学受験の経験がなくても大丈夫」

同志社大学 文化情報学部4年(受験時) 1.0年講座 3月生 プレミアムコース30

最終合格京田辺市、国家一般職、国税専門官

二次辞退特別区Ⅰ類

-公務員は地元関西を支える仕事であると思った-

 公務員に興味を抱いたのは、女性として一生働くことが出来る仕事であるのではと思ったことと、熊本の災害ボランティアに行ったことがきっかけでした。実際に被災地に行ってみて、もし地元である関西で災害が起こったときに長期的に支えていくことができる仕事や関西を盛り上げる仕事がしたいと思い、公務員を目指し始めました。

-勉強が苦手でも、わからないことは個別授業で解決できる-

 私は、高校受験に失敗し、大学受験の経験がなかったこと、情報学部で法律と経済には縁がなかったこともあり、勉強に対する不安がありました。そのため、先生との距離が近く、分からないところは個別授業や質問タイムでとことん質問出来るというEYEはとても魅力的でした。また、森本先生との月1回の面談では勉強に対する不安から勉強方法、志望動機まで気軽に相談することが出来たので、受験が久しぶりな私でも最後まで諦めずに頑張ることが出来ました。

-学習の流れ-

<スタート時期3月から7月> 平均勉強時間 2~5時間

 私は情報学部で、法律と経済も勉強したことがなく、「何が分からないのかわからない」という状況からのスタートだったので、森本先生と槇矢先生に勉強方法を聞いて実践するようにしました。この時期は、①生講義に参加し、分からないことは個別授業で質問するということ、②宿題は授業後にすぐに解き、間違えたら解きなおすということ、③法律は次の授業までにもう一度DVDを見るようにしていました。

<中間期8月から冬まで> 平均勉強時間 8時間

 夏休みに入る前に槇矢先生と面談をした際に、それまでの勉強方法について少し考えさせられました。大学のテスト期間などを含めると毎日実践できたわけではありませんでしたが、①一日に同じ科目ばかりを勉強せず、まんべんなく勉強すること、②毎日数的推理を少しでも解くこと、③毎日天声人語(新聞のコラム)の書き写しをすること、④捨て科目を作らないようにすること、⑤一日にみるDVDは2枚までと決めて勉強するようにしました。

<直前期 冬から> 平均勉強時間 14時間

 2月からは、早朝自習室に毎日行くようにし、朝7時半から夜9時まで勉強していました。朝10時になるまでに、教養科目に取り組み、その後DVDを2本(法律と学系か直前講座)見た後、全部の専門教科を触るようにしていました。試験当日、教養試験は朝にあるので当日と同じように行動することは非常に大切でした。息抜きは日曜日の午前にして、午後からは一週間の復習や苦手科目をつぶすようにしていました。EYEにいる日はお昼ご飯や休憩で20分から30分と時間を決めてそれ以外の時間は自習室にこもり、行き帰りの時間もずっと勉強していたので13時間以上は勉強していたと思います。

-勉強方法-

数的処理 ~ダーウィン、スー過去、過去問500、その他市販の問題集~
夏休みから毎日数問ずつ数的推理に取り組むようにしました。直前には当日全部の問題を解くことは解くスピードを考えると不可能だと思っていたので、過去問の1年分の問題を見て、当日解ける問題か捨てる問題かということを考えながら、1時間で解ける問題数と正答率を意識して解くようにしていました。
文章理解 ~天声人語、スー過去、過去問500、その他市販の問題集~
文章理解(現代文)に苦手意識を抱いていたので、夏休みから毎日天声人語(新聞のコラム)を書くようにしていました。初めは効果が出ませんでしたが直前期には知らず知らずのうちに得点源になっていたので続けていてよかったです。授業を受けた後、直感ルールブックで型をマスターし、他の問題集に取り組みました。私は数的処理や知識問題が苦手だったのでここで点を落とさないように早くから取り組みました。
経済 ~ダーウィン、スー過去、過去問500、その他市販の問題集~
冨田先生の生講義を見た後、次の授業までに丸山先生のDVDを見て、授業で取り扱った問題とダーウィンを二回は解くようにしていました。どちらの先生の考え方や解き方も直前期になると必要になることが多かったので、両方の先生の授業を受けていてよかったです。ダーウィンが解けるようになった後は、つまずかない経済学を用いながらレジュメの復習をし、その後スー過去を5~7周程度まわしました。先生に個別授業で質問し、式を図で理解できるようにすることで、わからなかった問題やスー過去の問題も解けるようになりました。
法律 ~ダーウィン、過去問500~
初めは法律科目が大の苦手でしたが、森本先生に①条文と趣旨理念に立ち返って考えること、②付箋を使って情報は一冊に集約すること、③DVDを何度も見ること、④質問することという森本先生の4つのアドバイスを実践するうちに、勉強を進めるうちに法律がだんだんわかるようになりました。
初めは実践することが難しいですが、夏休みに憲法ゼミに参加した際に、条文や趣旨理念に立ち返れていなかったと実感し、早くから質問する習慣がついていたことが後々の勉強に役立ちました。法律科目では是非夏期講習や直前講座のゼミに参加してみてください。また、森本先生のレジュメにのっている判例や条文は授業で取り扱わなかった分も試験に出るので、何度もDVDを見て、個別授業で質問に行くようにしました。
学系 ~スー過去、過去問500~
DVDを見た後は、スー過去を中心に勉強しました。どういうひっかけ方をされることが多いのか、どこが間違っていたのか正解は何かということを意識しながら解き、プリントにのっていなかったことはプリントに書き込むようにしました。また、覚えていなかったことをノートに書いて、帰りに友人と質問を出し合いながら覚えるようにしました。このノートは試験前日にこれだけ見れば大丈夫と思えたのでおすすめです。
学系は何科目勉強するか迷いますが、個人的には、財政学、政治学、社会学、行政学、経営学まで勉強することをおすすめします。政治学は難しく、国家系の試験では得点源になりませんでしたが、政治学の知識が教養試験や行政学、社会学にでてくるので学習することは必要でした。

-EYEで学習してよかったこと-

 わからないことは先生に友人と質問し、切磋琢磨しながら勉強することが出来ることが良い点だと思います。通学には1時間以上かかり、勉強がつらくなったときには何度も諦めそうになりましたが、一緒に朝から晩まで勉強している友人をみて、私も一緒に合格したいからもう少し頑張ろうと思いました。また、生徒一人一人に親身になって支えてくださる森本先生に出会えたことは、EYEで勉強をして良かったことです。いつでも勉強や受験の不安などの相談に乗ってくださり、落ち込んだ時でも励ましてくださった、森本先生をはじめとした講師や受付の方々がいたからこそ、合格できたのだと思います。本当にありがとうございました。

-面接&論文-

<面接対策>

 10月くらいから面接対策用のノートを作るように言われましたがなかなか実践できず、森本先生の月1回の面談では志望先で何がしたいのかわからないという状況でしたが一緒に志望動機を考えてくださりました。また、チューターゼミに参加し、面接がどういったものかを早くから頭にいれておけたことはよかったと思いました。
 筆記試験が終わってから志望動機の提出や面接まではあっというまなので少しずつ考えていくことをお勧めします。

<論文対策>

小論文

 織田先生にいただいたレジュメを現状、問題点、解決策の3つの対応を意識しながら1日1テーマ書き出し、キーワードを暗記するようにしました。面接対策や集団討論、時事などでも小論文の内容は役に立つのでやっておく必要があると思います。通常講義と直前対策のレジュメを暗記した結果、国家一般職では6点中6の評価を頂けたので織田先生のレジュメをしっかり暗記していれば大丈夫です。私は2月からはじめたのですが、後になればなるほど時間がなくてもう少し早くからはじめていればよかったと思いました。

憲法論文

 直前対策講座のローラー憲法論文を受講していました。行き帰りに録音したものを耳で聞き、暗誦した後、模範解答を緑ペンで文章を隠し、パソコンで暗記できているか打ちこみ、暗記漏れがないかどうかを確認するようにしていました。人それぞれ覚え方は異なると思いますが、教科書やレジュメを見ながら何故その模範解答になるのか理解した後は、丸覚えするようにしました。
 論文の対策は遅れがちになりますが、筆記試験も面接も苦手だった私にとって論文対策が合格に導いてくれました。論文は配点が低くてもしっかりと対策する必要があると思います。

-相談し、アドバイスを素直に実践-

 EYEには相談できる環境が整っています。是非、月1回の面談にしっかり行って先生に相談しに行ってください。不安が解消され、それまでの勉強方法を見直す良いきっかけになると思います。そして、先生からもらったアドバイスをしっかり実践してみてください。私自身、勉強方法がわからないところからスタートしましたが、しっかりサポートしていただけました(笑)大きな休みごとに槇矢先生と面談をし、休みの学習計画を立てるとモチベーションも上がると思います。
 そして、相談に行く中で先生が毎回言うことや自分が大事にしたいと思ったことを大切に、勉強してみてください。私は、5つのアドバイスを大事に勉強するようにしていました。

  1. ①わからないことは質問・相談し、アドバイスを素直に実践する
  2. ②付箋を使って情報は一冊に集約し、効率化
  3. ③直前まで捨て科目は作らない
  4. ④月1回面談に行くこと
  5. ⑤時間を意識して1日のスケジュールを立てて勉強する

 どれも簡単なことで、常日頃森本先生が言っていることですが、案外勉強するうちに忘れてしまうことかも知れません。私は暗記が苦手で、特に日本史や物理は中学から習ったことないし、微分ってなんだっけ、という状況から進めました(笑)皆さんも是非実践してみてください。

-これから勉強する皆さんへ応援メッセージ-

 公務員試験はとても長い道のりで何度も何度も諦めそうになって心配になることがあると思います。
 私自身、勉強をスタートさせる前は、自宅が遠いことや大学入試の経験がないこと、法学部でも経済学部でもないことに悩み、直前期には模試や本番の試験でうまく結果が出なくて悩みました。でも、先生やチューターの方々に相談し悩みを解決しながら、これだけやったから大丈夫と思えるくらい勉強すれば、きっと乗り越えることができる試験だと思います。
 長い公務員試験はつらいこともあると思いますが、諦めずに最後まで頑張ってください。