2017年度公務員試験のEYE合格体験記

「沢山の仲間に支えられた二年間」

既卒23歳(受験時) 8ヶ月講座 10月生 警察消防教養プレミアムコース10

最終合格京都府警察官A

モチベーションチャート

-警察官である父親に憧れて-

 私は幼い頃から警察官である父親の姿を見てきました。凶悪な犯人と対峙するだけでなく、犯罪被害に遭い、心に深い傷を負った人に社会復帰をしてもらうよう懸命に力を尽くす、危険かつ大変な仕事でありながらも日々充実し、やりがいを感じながら仕事をしている父の姿を見て、私も警察官として人の役に立ち、京都府民の安心・安全を自分の手で守りたいと思い、警察官を志望しました。

-アットホームな雰囲気に惹かれて-

 私は友人に誘われてEYEへ話を聞きに行きました。来校した際、少人数でとてもアットホームな雰囲気が印象的でした。そして槇矢先生にとても丁寧かつ熱心にお話をして頂き、ここなら頑張っていけるのではないかと思い、その日に入校を決めました。

-学習の流れ-

 私は最終合格をするまで二年かかりました。一年目の10月に挑戦が終わり、勉強のやる気どころか日常生活何をしていても上の空でした。そんな中、この年に合格した友達と会う機会がありました。何が今年の自分に足りなかったのか、という反省会でした。その時に感じたことは、合格を勝ち取った人は、それに値する勉強量をこなしていました。朝から晩までの勉強はもちろんのこと、今の自分のレベルをしっかりと把握し、足りないものを何かしらの材料で補い、克服し、苦手科目を消化し、得意科目を確実に得点源にしていました。自分自身がんばって取り組んで勉強をしていたつもりでしたが、この時、自分の愚かさに気付かされました。友達からは厳しい言葉を言われたこともありましたが、どれも愛情のある言葉で、自分自身立ち上がらないといけないと思い、EYEにもう一度足を運び、槇矢先生と話をしました。悩んでいる私に先生が、「再受講は早めにした方がいい、少しでも知識のあるうちに」と背中を押され、今しかないと思い、その日から二年目の挑戦が始まりました。今からは、二年目の11月からの私の様子を書いていきます。

<スタート期11月~12月>

 この時期は再受講して間もない時期でしたので、先生とよく勉強のことについて話をしていました。私はまず、もう一度DVDを最初から消化していき、基礎の基礎から始めました。同時に大学では卒論を控えており、勉強と卒論の日々でした。卒論をしなければいけないという焦りの気持ちは、いまいち勉強が捗らない自分の逃げ道だったと思います。しかし自分に喝を入れ、この時期には捨て科目であった物理・化学以外のDVDを消化し、午前中に数的・文章理解、午後には社会科学(法律・政治・経済)、人文科学(日本史・世界史・地理)、自然科学(生物・地学)の勉強をしていました。暗記科目はダーウィンだけだと範囲が限られ、その答えを覚えるだけだと思ったので、市販のスー過去などの問題集を使っていました。私は数的が本当に苦手でしたので、基礎を固めるため、市販の参考書を使っていました。私には、解説がとても丁寧で分かりやすく、本当にぴったりの一冊でした。本当に苦手な方は、焦らずこの一冊から勉強を開始してもいいと思います。暗記科目はほとんど市販の問題集を使っていました。レベルは国家公務員や地方上級のものですが、これをこなし、慣れていくと、警察・消防志望の方にとっては問題文が短く感じ、少しは楽に問題を受けられるのではないかと思います。実際私もそうでした。

<中間期1月~2月まで>

 この時期は、問題集を中心に勉強をしていました。数的処理の基礎が固まってきた頃、合格した友人から「数的はより多くの問題に触れることがよい」というアドバイスを受け、EYEにある警察・消防の問題集、時には市役所の問題に触れていました。この時、もちろんわからない問題がありましたが、先生やEYEの友達に教えてもらいました。一年目の反省点として分からない問題を自分で解説を読み、勝手に納得していたということがありました。二年目はこの反省を活かし、徐々にではあるものの友人に助けられたおかげで疑問点は次第に少なくなってきました。

<直前期2月~5月>

 この時期には大学の卒論を終え、EYEでは本格的な直前期に入り、朝の7時半から開くということで、朝から晩までEYEで勉強漬けの毎日でした。そこで私は今回、鍵当番を引き受けることにしました。一年目では朝一番に来ることはほとんどなく、早朝の自習をうまく利用しませんでした。私は去年のような甘い自分を打破したかったのと、今度こそ、早朝の自習を最大限利用し、自分のものにしたかったのです。そして、引き受けることによって否が応でも7時半に着かないといけない生活になるので、是非、鍵当番を積極的に引き受けてください。早朝の自習は本当にオススメです。そして今回、私は7時半から10時までは数的処理、10時から11時までは京都新聞にある凡語を書き写し論文対策、そして文章理解をしていました。ここで休憩を挟み、午後からは社会科学、人文科学、自然科学をひたすら解き、捨て科目以外の教科に触れた後にEYEにある過去問や警視庁の過去問を解いていました。そして私はこの時期、19時ごろに勉強を終え、帰宅する毎日を繰り返していました。帰宅した後は、その日一日のリフレッシュと同時に、体力向上のためにランニングや筋トレをしていました。この時期は精神的にも疲れていましたが、みんなの勉強に取り組む姿勢を見て自分を鼓舞していました。

-先生と生徒の距離の近さ-

 私は二年目で、本当にEYEは先生と生徒の距離が近いと痛感させられました。特に私は勉強面では、森本先生・笹田先生・高倉先生にお世話になりました。個別授業でも丁寧に何度でも何度でも分かるまで教えてくださいました。勉強以外では、森本先生の月一面談で元気を貰ったり、槇矢先生がよく相談に乗ってくれたり、勉強の進捗状況を聞いてくれたりと、よく面倒を見てくださいました。受付の方も一人一人の志望先を把握してくださっているため、その人が対象になるイベントを随時知らせてくれたりと本当に有難かったです。私はその中でも、体力試験講座に参加していました。このイベントは、今の自分の体力がどのくらいあるのかを確認できると共に長い公務員試験を勝ち抜く戦友とも知り合い、仲良くなれるものなので、公安職志望の方は是非参加してください。このような環境で勉強や体力面のサポートをしてくれるのは、EYEの真骨頂だと思うので、最大限に利用してください。

-面接&論文対策-

<面接対策>

 面接対策では、まず私は公務員試験と警察官の試験の典型的な質問を自分なりにノートにまとめるところから始めました。森本先生・笹田先生・高倉先生に模擬面接をしていただきましたが、最初は緊張で言いたいことが飛んでしまったり、突っ込まれたりしても全く対応ができず、ボロボロでした。どう克服しようか悩んでいた時、森本先生に「面接にきれいな言葉はいらん。気持ちや、ハートや。」と言われ、いい意味で開き直ることができ、面接官に自分の気持ち、どうしてもここで働きたい、こいつと一緒に仕事がしたいと思ってもらえるようにどうすれば伝わるかを先生とよく話し合い、答えを導いていきました。また、京都府警の現職の方が足を運んでくださり、本番さながらの緊張感の中、模擬面接をして下さり、自分の弱いところを指摘してもらい、良いところはもっと相手に響くようにと細かい試行錯誤をしていきました。また、声の大きさは人一倍、服装では目立たずに、面接にあった髪型、態度、身のこなしで目立つようにと指導もしていただき、本番では自信を持って面接に挑めました。

<論文対策>

 論文対策では、槇矢先生に京都新聞の凡語を毎日書き写すよう指導を受けたので、早朝の自習を終えた後、30分ほどの時間で毎日取り組んでいました。その中で分からない単語が出てきたらチェックをし、あとで意味を調べたりしていました。この勉強をすると、気付かぬうちに国語の勉強にもなっているので一石二鳥でオススメです。それと京都府警の論文試験では、3つの与えられた単語を使って文章を構成するタイプなので、自分で試験形式で論文を書いたりしていました。

-勉強で工夫したこと-

 私はまず、公務員試験ではもちろんのこと、警察官の採用試験では大多数を占める数的をどんなことがあっても毎日取り組むようにしていました。また暗記科目は、ひたすら電車の中で勉強していました。分からない部分はチェックをし、家に帰って調べ、その日のうちに疑問点を解決するよう努めていました。面接が近づくと、新聞を読んだりニュースを細かく見ていました。面接の当日は、早朝に京都新聞の朝刊を買いにいき、地元の時事対策を練りました。
 面接の待ち時間でも態度は見られています。新聞を読んでおくことをお勧めします。そして、警察官志望の方は必ずといっていいほど警視庁の試験を受けに行くことを勧めます。警視庁の試験は、公務員試験でどの自治体よりも早く、警察官志望の方にとっては、本番の試験の緊張感を味わえるだけでなく、問題冊子を持ち帰ることが出来ます。そして、論文試験も行われるので本当に得ばかりです。時間配分もこの試験でイメージできるので、警察官志望の方は、第一志望でなくても、警視庁を受けに行くべきだと思います。

-応援メッセージ-

 私は、二年目でようやく合格を勝ち取ることが出来ましたが、それまでの道のりは本当に辛かったです。一年目に一緒に戦ってきた友人が合格をし、喜んでいる中、私はどこかに置いて行かれたような気持ちになり、本当に悔しかったです。私はこの二年間で京都府警と警視庁を受験し、一年目は筆記試験すらなかなか合格することが出来ませんでした。その中でも春の警視庁と熊本県が主催する京都府警の筆記試験はなんとか合格することが出来ましたが、どちらも最終合格者の欄に自分の番号はありませんでした。一年目の私の挑戦が終わった時の記憶は今でも克明に覚えています。しばらく何もできない状態が続き、苦しい毎日でした。そんな時に家族、友人、そして先生方が私のことを支えてくれました。優しい言葉や厳しい言葉、どれも鮮明に覚えています。そしてその言葉こそが、二年目の私の大きな力となりました。勉強が辛くなった時は、あの時の悔しい気持ちを思い出し、頑張ることが出来ました。そして、警視庁の試験を皮切りにスタートした私の二年目の挑戦でしたが、結果は筆記試験不合格でした。最悪のスタートでしたが、二年目はここで気持ちを落とさずに京都府警の試験に臨みました。その結果、一回目の試験でなんとか最終合格をすることが出来ました。私は警視庁を受けながらも、やっぱり京都がいい、絶対に京都府警に合格するんだという強い気持ちを持ち続けていたのでこの時、本当に嬉しい気持ちが爆発したのと同時に、この二年間支えてくれた家族や友人、そして先生方のことを思い出しました。嬉しい時も辛い時もどんな時もバックアップをしてくれ、何より周りに恵まれていたんだということに、私は本当にこの二年間感謝しています。勉強面でこれと言って秀でるものがなかった私が合格できたのは、紛れもなく、勇気と努力をくれたEYEの皆さん方や友人、そして家族です。今までお世話になった方々のため、そして何より自分のなりたいという強い気持ちを持ち続けていたからこそ、この二年間、頑張ってこられたのだと思います。皆さんも長い公務員試験で辛くなった時は、周りの人を頼って、決して一人で悩まないでください。絶対に周りの人が助けてくれます。それと公務員になりたいと思い続けることが大事だと思います。絶対にあきらめず、頑張ってください。心から応援しています。