2018年度公務員試験のEYE合格体験記

「睡眠は甘え」

國學院大學 法学部4年(受験時) 1.0年講座 2月生
プレミアムコース10

最終合格国家一般職、特別区Ⅰ類

―英語を避けるために公務員―

 私が公務員を志望した理由は、母親に「民間は英語が出来なければ就職ができないよ」と何も根拠のない言葉を信じたことに始まります。私は中学生の頃から英語が大の苦手で、高校・大学受験でも、かなり苦戦していたほどです。ゲームが大好きで、作る側になりたかった私ですが、やむ負えなく民間を諦め、英語をなんとしても避けるため、公務員一本にしました(後に公務員試験でも英語があるのを知り愕然)。もちろん面接では、しっかりとした志望動機をつくりました。

―安い。少人数制―

 これに限ると思い、特に他は聞かずEYEに決めました。

―私の学習の流れ―

スタート時期(4月~9月)

 4月は基礎講義などを受けただけでした。6月までに憲法、数的、判断の講義を終わらせました。しかし、ゲームが大好きだった私は、秋にとあるソーシャルゲームの全国大会を控えていたため、4月~9月はゲームに没頭していました。大会の予選を勝ち上がるために最強のギルドを作り、そこでリーダーを務めることになった私は、勉強を忘れ、ゲーム仲間と夜中もずっとLine電話をしながらゲームをしていました(ランキング戦時は連続50時間以上)。8月には大阪にゲームイベントに旅行を兼ねて友達と行きました。9月に大会本戦がありベスト4で破れ、かなり悔しかったです。この悔しさをバネに勉強を頑張ろうと思いましたが、なかなかやる気は起きませんでした。バイトも入らなければならないので週1はシフトに絶対入っていました。この時期の週の勉強時間は5時間~30時間。睡眠時間はだいたい5~8時間。しかも、大学の単位をいくつか落としてしまいました。つまりこの期間はただの時間の無駄。

中間期(3年の10月~1月)

 7月末に『ドラゴンクエスト11』が発売され、さらに9月末に『ファイアーエムブレム無双』が発売されたのでダラダラ続けていました。そんな10月の中旬に産経模試を受けて結果は撃沈(教養+専門で24点)。焦るものの開き直って頑張ろうと思うようになりました。11月に民法とミクロの講義が終りました。全部DVD受講。12月に日本史、世界史などの教養の講義を終わらせました。この時期の週の勉強時間は30~50時間。睡眠時間は3~5時間。バイトは週1以上で入っていた。ゲームもしっかり続ける。睡眠時間を減らしてでもゲームはしました。1月に関しては単位をなんとしても取らなければならなかったので(11試験5レポート)、公務員の勉強は1分もせずに、大学の勉強しかしなかったです。そのおかげでフル単!(法学部だったため、いくつか役に立つのがあった)
 この期間はダーウィンをチョコチョコ進めていた。

直前期(3年の2月~4年の7月)

 2月に2回目の産経模試を受けて、前回より点数が上がって(24→28)一人で喜んでいたが親からはかなり心配されました。3月中旬までに政治学、行政学、経営学、社会学、財政学の講義が終わりました。3月上旬に3度目の産経模試を受け、またまた点数が上がり(28→29)一人で喜んでいた(笑)。スー過去をガンガン解いて、寝る間も惜しんでやっていました。間違えたところをノートに書き留めた『試験ノート』を作り、暇な時に眺めていました。『モンハンワールド』を我慢しました。そしてゲームを封印しました(ソシャゲは息抜きやるくらい)。
 4月からは、それまで論文対策を怠っていたため本格的に始めました。月末には試験感覚を掴むため国家総合職を受けました。3、4月の勉強時間は週70~90時間くらい、睡眠時間は3~5時間くらい。この時期に初めて岡田先生の個別相談に行き、岡田先生が優しいことを知りました(それまで挨拶くらいしかしてなかったので)。
 5月に本命の特別区と、国家一般職の練習として裁判所の試験を受けました。その後も勉強しまくり、睡眠時間削りまくりでゴリ押す(焦りまくっていた)。
 6月は国家一般職の練習で国税専門官の試験、そして本命の国家一般職、市役所A日程を受けました。たくさん勉強しました。とにかく過去問を解きました。受験先の『過去問500』しかやらなかったぐらいです。
 7月はほぼ面接対策。アドバイス会でレジュメをもらったので、そればっかりやっていました。そして今までの貯金で本命の吉川市役所を受ける。中旬から下旬にかけて、特別区の人事面接、国家一般職の人事院面接があったので、今までの先輩方の面接シートを見まくり、対策を取りました。面接練習をする友人も少しでき、あらゆる質問の対策をしました。

―受験生のワガママに答えてくれるのがEYEの魅力―

 自分のやりたいようにできる、そして困ったら悩み相談でだいたい解決してもらえる、受験生のワガママに答えてくれるのがEYEだと思いました。そして、受付員の方々の対応が素晴らしすぎてこっちも元気になる!

―私の面接対策―

 友人と練習しました(とは言っても3人グループ)。回数を何度も行うというよりかは、一回の練習でかなりの質を追求しました。何度もやっていくと飽きてしまうと感じました。基本はアドバイス会レジュメで対策をとり、先輩達の面接振り返りシートで雰囲気を想像し、それに沿ったりしていました。
 論文対策は友人と自分が作った論文テーマを交換して情報共有した。これはオススメ。
 論文を丸ごと暗記というよりかは、論点ごとの課題・改善策を暗記した。論文によっては別の論文に活かせるものもあるので、そこにも注意しながら暗記をした。

―私の勉強で工夫したこと―

  • 一日を6時間×4ごとに分けて勉強を進めたこと!
  • 『試験ノート』を作ったこと!これは大変優れものです。自分が間違ったところしか書いてないので、そこを覚えてしまえば次回からは間違えることはなくなります。
  • 論文用ノートを作ったこと!自分で実際に書き、改めて読み直してどう感じたかを書く。赤ペンで重要なとこに印をつけたりした。
  • 常識にとらわれず、自分なりの勉強法を貫いたこと!私の一番の工夫です(笑)
    −睡眠時間を取らなければ覚えたことは定着しない−
    これは本当なのか?ではなぜ一夜漬けで良い成績を取れる人はいるのか、毎日一夜漬けペースで勉強すればとんでもなく頭が良くなるのでないか?そう考えて、睡眠時間を減らしてたくさん勉強しました。睡眠時間を減らすのはソーシャルゲームで慣れていたので私のような経験がある人しか出来ないとは思いますが、私のように『厳しい状況にある』『周りに置いてかれて、焦っている』人は寝ている時間などありません。それまでの生活を悔いるより自分が出来ること最大限やった方が絶対に悔いは残りません。焦っているのに寝ている人、それは『甘え』です。結局私が遊び呆けたのが悪いですが(笑)。しかし、逆に言えば、遅れていても寝る間も惜しんで勉強すれば追いつくことも不可能ではないということです。
  • 本命の受験先の科目を考え、作戦を立てて勉強したこと。私の本命は、特別区(足立区)、国家一般職(どこでも)、吉川市(地元)でした。特別区は、専門試験に関して言えばすべて選択式で好きな問題が選べるので、満点も可能だと思いました。国家一般職は8教科5問強制なので、8教科しかやりませんでした。
  • 好きなテレビ番組は絶対に観たこと。『イッテQ』は絶対観ました。
  • 『感謝』の気持ちを忘れずに。EYEの先生方、受付員の方、そして支えてくれているであろう家族。応援されていると思えば頑張れます!

―健康的であることが受験生の絶対条件―

 私は、序盤に遊び呆けてだいぶ遅れをとり、その時間を取り戻すのに大変な思いをしました。余裕を持って、自分のペースで勉強し、よく食べ、よく寝て、よく笑い、健康的な受験生活を送ってください!健康的であることが受験生の絶対条件だと思います!体調を崩してしまってはそれこそ時間の無駄になってしまいます。決して楽しい生活とは言えませんが、良い友人関係を作りお互いを応援しあって乗り越えて下さい!