2018年度公務員試験のEYE合格体験記

「忙しくても両立できる」

東京海洋大学 海洋科学部4年(受験時) 1.0年講座 3月生
プレミアムコース10

最終合格特別区Ⅰ類、国立大学法人等職員

二次辞退大津市上級

―公務員は自分の職業観に合っている―

 公務員であれば、自分のやりたいことを満たしていると考えたからです。私は好奇心旺盛な一面があるので、様々な仕事に関われる点が自分に向いていると感じました。また接客業のアルバイトを行ってきた中で、人と関わりのある仕事に就きたいと感じていたことや、将来結婚や出産などをしても働き続けたいと考えていたので、公務員は自分の職業観に合っていると感じ公務員を選びました。

―岡田先生の個別相談で入学を決めた―

 理系で事務職を受けるということで、周りに同じような状況の人がおらず不安だったため、個別相談のしやすいEYEに決めました。実際、当初は公務員の勉強に関して何から始めていいのかわからない状況でしたが、岡田先生に個別相談をしていただくことで疑問を解決することができ、とても助かりました。

―私の学習の流れ―

スタート時期

 大学3年生の前期は大学の授業も多かったため、あまり自習はできませんでしたが、時間を見つけてEYEの授業を見ていました。あまり時間がとれなかったのでDVDを利用することが多かったですが、可能な時は生講義にも参加していました。

中間期

 夏休みに入ってからは時間ができたので、見終わっていなかったDVDの消化と少しずつ問題集を使った演習を始めました。問題演習はすでに授業のほとんどを受けていた憲法と数的処理を主に行っていました。理系であったため数的処理は得意なこともあり、数的処理の基礎の大部分はこの時期に身につきました。秋頃からは科目も増えてきたため、時間を作るのが少し大変でした。授業はあまり遅れないように気を付けていましたが、問題演習が間に合っていなかったため、夏休みの間に予めもう少し先のDVDを見ていればよかった、また苦手な経済科目を後回しにせず克服していればよかったと少し後悔をしました。

直前期

 春休みに入ってからは、授業をほぼ見終えていたため、問題集や過去問を使った演習を行っていました。第一志望が特別区であったため、特別区の過去問をよく利用していましたが、実際に過去問に似た問題が出たり、問題の出され方の確認もできるので、やって良かったと感じました。

―個別相談に助けられた―

 個別相談ができたことです。勉強を進めるうえで不安なことや、何をどの時期にどう進めたらいいかといったことを直接相談することができたので、自分一人で決めるよりも不安が和らぎました。生講義などに参加すると先生方が顔や名前を憶えてくれることもあり、科目ごとの質問・相談などもしやすい雰囲気であることがEYEの良いところだと思います。

―私の面接・論文対策―

 面接対策は前期の時期に面接対策の講座を受け、面接のマナーなどを学びました。またその講座を受けたことをきっかけに、公務員になりたい理由や、やりたい仕事内容などを少しずつ考え始めました。それからしばらくは特に何も対策はしていませんでしたが、最初の実戦練習として、一月に行われたチューターゼミに参加しました。チューターゼミでは本番に沿った流れで模擬面接が行われるため、それまで持っていた面接に対する曖昧なイメージを確かなものに変えることができました。面接においてどんなことが聞かれるのか、どのくらいまでエピソードを掘り下げられるのかといったことを、実際に面接を受けてきたチューターの方が教えてくださるので、とても参考になり、本当に参加してよかったと感じています。チューターゼミ以降は筆記試験の直前期であったため、面接対策はあまりしていませんでしたが、特別区の一次試験の合格を機に合格者同士で集まり、模擬面接を行っていました。この模擬面接においても、面接練習になるだけでなく、他の人の意見を聞けることで新たな知識を得たり、自分の考えを深めることにつながったので参加してよかったと思います。
 論文対策は11月ごろから始めました。主にEYEに置いてある過去の先輩が書いた論文の中から自分が読みやすいと感じたものを選択して書き方の参考にしたり、どのような施策があるのかといった情報を得ていました。手に入れた施策の情報は実際にホームページで検索をかけてみることで理解を深めました。ある程度情報が集まったら実際にWordを用いて論文を書いてみることで、論文の構成や文章量などを推敲することができ、論文を書く感覚をつかむことができました。また実際に模試を受けることで、制限時間の感覚もつかむことができ、出題可能性の高いテーマとその知識を得ることができたのでおすすめします。

―量より質を心がけて勉強―

 理系であったため実験や実習が忙しく、かつアルバイトや教育実習にも参加しなければならなかったため、他の受験生より勉強に充てる時間が少ないことが不安でした。そのため、量より質を心がけて勉強を行いました。同じ講義を何回も見る時間がなかったため、講義は一回で済むように集中して聞くことや、問題演習において同じ問題ばかり解かない、本当に難しくて理解できない問題は出ないと考え切り捨てるといったことを行っていました。また一時試験の多い期間である6月に教育実習に参加することは事前に分かっていたので、それを見越して早めに動くことを意識していました。

―理系の実験・実習や直前期が教育実習で忙しくても、乗り越えることができました―

 進度が遅かったり苦手が多かったりと、人と違うと不安になることも多いと思いますが、そんな時は友人や先生に相談してみてください。公務員試験で不安を感じていない人は少ないので、きっと悩んでいるのは自分だけではないと励まされると思います。私も理系の実験・実習や直前期が教育実習で忙しいこと、歴史等の文系科目に触れるのが初めて、暗記が苦手等の不安な要素がたくさんありましたが、岡田先生に相談することで自分のやり方に自信を持つことができ、乗り越えることができました。とりあえず最後まで続けることが合格への一番の近道だと思います。自分を信じて頑張ってください。