最終合格国家一般職(労働局)、国税専門官
二次辞退東京都特別区Ⅰ類、国家総合職
私が公務員を志望したのは、福利厚生がしっかりしているからです。40年間働くことにおいて、働きやすい環境とは何かを考えた時、有休等がしっかりと取得でき、安定していることが一番だと思ったからです。また性格柄営業は向いてないと思ったのも、公務員を志望した理由です。
大学の在学時にも独学で公務員試験を受けたのですが、筆記は通過したものの面接で落とされてしまいました。そこで2年目は面接対策のしっかりできる予備校に入学しようと考えたからです。EYEでは、面接対策もしっかりしていると聞いたので入校を決めました。
9月にEYEに入学してからはまず数的などを軽く勉強するにとどまり、そこまで勉強はしてませんでした。これは前年度にある程度勉強してたことと、不合格になったばかりであまりやる気がでなかったためです。
10月からは経済系、法律系の勉強も始めました。経済学においては、DVDを見ることによって知識の再定着を図りました。法律系においては、DVDを見た後ダーウィンを解くことによって学習しました。このころから卒論の演習が忙しくなり、あまり勉強時間は取れませんでしたが、大学の休み時間に勉強するなど空き時間を有効活用することによって勉強を進めていました。
また11月からは大の苦手の図形にも取り組みました。まずは丸山先生の講義を受講し、レジュメやダーウィンの問題を解きました。図形問題は最後まで苦手意識が拭えませんでしたが、典型問題はある程度解けるようにはなりました。
12月はクリスマスやお正月といったイベントが多く、ついつい勉強をさぼって遊んでしまうことが多かったです。そこで私はそういったイベントはしっかりと遊び、そうでない日は勉強することにしました。
また、この時期から政治学、行政学を始めました。これは余裕のある時に学系科目を触っておくことで、追い込みの時期にもある程度余裕が生まれるのではないかと考えたからです。
1月は学年末考査と卒論の最終発表の準備でとても忙しく、ほとんど勉強ができませんでした。ただ全く勉強しないのはマズいと思ったので、数的処理と法律系科目は毎日解くようにはしていました。
2月からは卒論の最終発表を残しつつも大学の講義は一段落付いたので、勉強に本格的に打ち込みました。また、この時期から社会学や財政学、歴史系科目にも取り組みました。
特に国家一般職においては社会学は少ない労力で満点が狙えるお得科目となっているので、国家一般職の志望順位が高い人は社会学も勉強することをお勧めします。
また2月から3月においては模試を受けることにより、自分が分からない所や、分かっていたつもりでも実は間違っていた所を確認することができました。
時事もこの時期から取り組みました。速攻の時事を読み込んだり、NHKのニュースを見たりすることによって学習していました。特に毎日23時55分からNHKで放送される「時論公論」では、社会事情などを解説してくれるので、時事学習の際には見ることをお勧めします。
この頃からEYEでは7時半から開くようでしたが、私は1回も7時半に来て勉強したことはないです。毎日9時ごろに来て勉強し、16、17時くらいには帰ってました。というのも私は朝起きるのがとても苦手で、いつも8時前に起床していたからです。ただ試験期間には早起きで苦労したので、直前期には早寝早起きを意識するといいと思います。
この頃から各科目の追い込みを始めました。リズムとしては朝に数的処理を解き、昼から経済、法律系を解き、夕方からは学系科目を解きました。勉強時間としてはおよそ1日8時間程度だったと思います。この頃は高校野球などついつい見てしまうことが多かったのですが、そんな時はテレビを無音にして映像を見つつ勉強してました(あまりお勧めはしません)。この時季はとても辛いと思いますが、自分なりの息抜きをしつつ頑張ってください。 また、特別区を受ける人は3月に東京で合同説明会があります。23区が一斉に説明会を開いてくれるので、特別区に興味のある人は参加するといいかもしれません(私は世田谷区と大田区と杉並区の説明会に参加しました)。
勉強仲間が出来たことです。EYEに行くと一緒にご飯を食べたり喋ったりする友人がいてくれたのは勉強においても大きなモチベとなりました。他愛もない話や勉強のことなど気軽に話すことができるのはEYEならではないかと思っています。
また面接練習においても友人の助けを借りることができたので、とても感謝しています。
小論文においてはよく出る分野についてノートに纏めたり、模試で実際に書くことにより対策を行いました。特に特別区においては小論文のウェイトがとても大きいと言われていたので、特別区独自の課題などについて調べました。
面接対策は年明けから自己分析ノートは作っていたのですが、本格的に始めたのは地方上級の筆記試験が終わった後でした。志望動機については森本先生に見てもらったり、模擬面接においては笹田先生に悪いところを指摘してもらうなどによって取り組みました。
またEYEの受講生同士で模擬面接も行いました。実際に面接官の立場になることによって、面接官はどのようなことを聞きたいのだろうかがある程度分かり、そこを聞かれても大丈夫なように対策しておこうと思えました。
国家一般職を受ける人は筆記試験の合格後に合同業務説明会というものがあります。これは官庁が一堂に会して説明会を行うもので、パンフレットが貰えたりその場で個別説明会の予約をしてくれる官庁もあるので、できるだけ行った方がいいと思います(私はその日別の公務員試験の面接があったので、途中から参加しました)。
またそれとは別に各官庁が個別に行う業務説明会がありますが、これは志望官庁の説明会には絶対に参加するべきです。表向きは業務説明会でも実は選考していることが多く、説明会に参加しない人は最終合格後の官庁訪問で面接を受けても門前払いの状態になることがあるからです。これは1次試験合格発表後に電話で受付をすることが多いので、気になる官庁のHPは筆記試験が終わったぐらいから常にチェックしておきましょう(一部の官庁は合格発表前から説明会の受付をしていることもあります)。そこでうまくアピールができると官庁訪問の前に内々定が出る、所謂囲い込みを受ける可能性があります。
私は第一志望の官庁と他に気になる官庁を含めて5か所ほど回りました。いろいろな官庁の中に入ることができるので、志望官庁じゃなくてもちょっと見てみたいと思った官庁の説明会に参加するのもありだと思います。
とにかく数をこなすことだと考えました。特に暗記系科目だと同じ文面の問題が繰り返し繰り返し使われていることがあるので、多くの問題に触れることは大事だと思います。
週に1日か2日程度は休みを作りましょう。休みなしだと直前期にバテてしまう可能性があります。私は日曜日は何があっても勉強しないと決め、それ以外の6日は勉強することを心がけました。また夜は22時には勉強をやめ、ニュースなどを見ていました。
覚えにくいところは無理やりゴロなどを作って覚えてしまうのもありだと思います。学系科目においてはゴロを作って覚えることにより、効率的な学習ができました。
また勉強で集中できないときには、場所を変えて勉強するのもいいと思います。私は自習室で集中できないときはさっさと自宅に帰って勉強したりすることによって勉強を継続することができました。
試験においては暗記科目→文章理解→数的処理の順番で回答しました。これは苦手な数的を後半に持ってくることにより、ゆっくりと回答できるようにしたためです。
以上の工夫をすることによって本番の筆記では良い点数を取ることができました。特に国家系においては傾斜で8割を超える点数もとることができました。
長い長い受験勉強の中で、勉強が嫌いになることもありますが、それでも逃げずに続けてください。特に私のような再チャレンジの人は、逃げ出したくなるようなしんどさを感じることもあるかもしれません。また落ちたらどうしようと悩んでしまうこともありました。そんな時はEYEの友人や講師など周りの人々に相談することで乗り切ってください。諦めずに頑張ればきっと合格できます。合格して自分の夢を叶えてください。応援しています。