2018年度公務員試験のEYE合格体験記

「優先順位を考える」

立教大学 法学部4年(受験時) 1.0年講座 4月生
ベーシックコース

最終合格国家一般職、埼玉県上級、特別区Ⅰ類

―安定性と社会貢献性に惹かれ―

 私が公務員を志望した理由は2つあります。1つ目は労働環境の良さや安定性です。この先定年まで働くことを考えた時に、「組織が無くならないこと」「諸制度を確実に利用できること」などの公務員の特徴は魅力的でした。2つ目は、世のため人のために働くという公務員の姿勢に、民間で働くよりも心惹かれたからです。

―アットホームな環境と面倒見の良さ―

 EYEに決めた理由は程よい規模と面倒見の良さです。大手の予備校では途中でやる気が無くなってしまうと思い、アットホームな規模の予備校を探していました。大学の先輩から「EYEは面倒見がいいよ」と教えてもらって興味を持ち、無料相談会に足を運んだところ、明るく親身な岡田先生の印象が心に残り、「ここでなら頑張れるかも」と思ってEYEに決めました。

―私の学習の流れ―

スタート時期(4月~夏)

 4月入校しましたが、サークル活動がとても忙しく、ほとんど勉強はしていませんでした。

中間期(秋~1月)

 サークルがまだまだ忙しく、あまりやる気も出なくて、そこまで勉強量が増えたわけではありません。しかし、公務員志望の友達が着々と学習を進めていることに焦りを覚えていました。最低限、と思って冬休みまでに、ミクロ経済・マクロ経済・数的処理・民法・憲法をDVDで受講しました。1月は学校の試験に集中しました。行政法だけは、試験勉強を兼ねて勉強していました。

直前期(2月~)

 試験も終わり、ようやく本腰を入れて勉強し始めました。これまでの怠惰を後悔して民間に転向しようかとも思いましたが、踏みとどまって公務員試験の勉強に集中しました。
 私は国家一般職第一志望だったのですが、2月3月は毎週のように業務説明会があります。出来るだけ参加し、モチベーションをあげていました。2月は、学系がノータッチだったので、ひたすらDVDを見て講義を消化していきました。学習は計画通りにいかず、3月にずれ込みました。ミクロ・マクロはスーパー過去問を購入し、レジュメを参照しながら、完璧な理解は諦めてどんどん問題演習を進めていきました。
 3月は、残りの学系と人文科学の講義を消化しました。ミクロ・マクロはスーパー過去問で1周し終えたら間違えたところだけもう一度、というサイクルを繰り返しました。法律科目・学系はダーウィンをひたすら解きました。ダーウィンは、何回か解くと正答を覚えて作業になってしまいました。そのため、正答以外の肢も正文に戻すつもりで丹念に検討しました。また、間違えやすいところやポイントを付箋に整理してダーウィンに貼り、問題を解くたびに見て頭にインプットするようにしました。この時期から時事対策も始めました。自然科学は捨てることにし、一切手を付けませんでした。
 4月も、経済・法律・学系・人文科学は3月と同様の流れで進めました。
 この時期から目を背けていた数的にも向き合いましたが、出来る気がしなかったので、講義で扱った問題と宿題指定された問題が出来ればいいや、と割り切りました。数的を捨てる代わりに得意の文章理解では高得点を取ろう、とスーパー過去問を使って現代文と英文を30分ずつ毎日解きました。
論文対策も始めました。論文をまるまる書く練習はしませんでしたが、特別講義のレジュメを参考にしながら、テーマごとにノートにまとめ、各テーマの知識や原因、解決のための取組案など論文を書くために必要な部品を頭にインプットして、論文の構造を組み立てられるようにしました。
 5月・6月は、国家一般の過去問500を購入し、上述の各科目のルーティンに組み込みました。また論文も一通り復習しました。4月に作った論文ノートに、寺本先生の論文の参考書で得た知識やテーマを追加していきました。

―わかりやすい講師陣―

 講師陣がとてもわかりやすい。寺本先生、福嶋先生、森井先生の講義のおかげで合格したと言っても過言ではないと思っています。

―面接・論文対策はグループで行う―

 面接対策は自分の経験や職種ごとの志望理由ややりたい仕事、きっかけをまとめました。
 友人とグループを組み、面接まで週2,3回集まって練習しました。友人と質問に対して答える練習をするうちにだんだんスムーズに言葉が出るようになりました。
 論文対策は上述の通りです。

―優先順位をつけ、演習を繰り返す―

  • 自分が、何が得意で何が不得意かを考えて、苦手科目はある程度出来ればいいやと割り切って時間を割かず、その分得意なものを伸ばすようにしました。
  • 当日、どの科目で何点取るかを具体的に考え、優先順位を付けて勉強時間を配分しました。
  • あれもこれもと参考書に手を出さず、法律科目・学系はダーウィン一本(後半は過去問500も)、経済はスーパー過去問の問題をひたすら繰り返し、出来ない問題を無くしていきました。
  • 公務員試験は問題演習量がものを言うと思います。私自身、最初はちんぷんかんぷんだったミクマクも、スーパー過去問を何度も繰り返すうちに、だんだん解ける問題が増え、本番当日では貴重な得点源になりました。わからないなりに演習を繰り返していればいつの間にか出来るようになっているはずです。

以上のことは基本的なことですが、やっぱり大切だと思います。

―応援メッセージ―

 諦めなければ、何とかなります。最後まで頑張ってください。