2018年度公務員試験のEYE合格体験記

「自分と向き合う一年間でした」

上智大学 国際教養学部4年(受験時) 8ヶ月講座 7月生
警察消防教養プレミアムコース10

最終合格警視庁警察官Ⅰ類

―公務員を志望した理由―

 警視庁警察官を志望した理由は、国や地域に貢献したいと思ったのがきっかけです。

―他校ではなく何故EYEに入学を決めたか、その理由―

 他の予備校も見ましたが、岡田先生の個別相談が一番良かったからです。公務員試験に向けて勉強を始めるにあたり、モチベーションの維持が鍵だと思いました。そうと分かっていても、下がる時は下がるので、下がったモチベーションをいかに気持ちの切り替えによって、また勉強に向かえるようにするかが大切だと思いました。モチベーションの戻し方は人それぞれだと思いますが、私の場合は、とにかく、受験期に抱えるたくさんの不安を聞いてもらって、最後には一言「大丈夫」と励ましてくれる人が必要だと思いました。実際、受験期の不安や悩みで勉強が行き詰まってしまっている時も、岡田先生に不安を話せば、アドバイスと励ましの言葉をくれました。たくさんの受講生を見てきたからこその的確なアドバイスは、不安や心配を頑張ろうという前向きな気持ちに変えてくれました。

―EYEで学習してよかったこと―

 一つは、友達が作りやすいです。頻繁に開催される交流会や公安ゼミなどのイベントで同じ志望先の人と出会えます。勉強ばかりの受験期にも、そこで知り合った友達とお昼を食べながらお話することで、気分転換にもなりました。終わった今でも、飲みに行ったりご飯に行ったりする友達ができたのはアイのアットホームな雰囲氣のおかげかなと思います。
 もう一つは、先生への質問のしやすさです。私の苦手であった小論文の時も林先生が授業の合間に質問に来ていいよと言ってくれたり、試験の前日まで励ましの言葉とアドバイスをくれたりしました。ちょっとだけ質問したいという時でも先生が空いていれば答えてくれるので、とても助かりました。

―私の学習の流れ―

 初めの方はDVDを一度見て、言われた通りにダーウィンなど、出される課題をこなしていきました。一通り動画を見終わった後は、ダーウィンを繰り返し解いて苦手な問題を少しずつ減らしていきました。そして直前期には、警察官の試験で特に大切と聞いていた小論文と漢字に集中しました。
 漢字は、警視庁用の漢字ワークブックが売っているので、その一冊をひたすら覚えました。一度何も見ずに解いて、解けなかった問題には細い付箋を貼っていきました。1日100問をなるべくその日のうちに全て覚えて、それでも漏れた漢字は次の日の漢字の時、一番初めに目を通して解き直しました。初めの方は60問中10問しか解けなかった漢字も、何度も繰り返しやっていくうちに過去問で8割、9割とれるようになりました。
 私は本当に小論文が苦手で、制限時間内に書けるわけもなく、3時間経っても終わらないほどでした。しかも、3時間以上かけたその文章も、読んだ人全員に何が言いたいのかわからないと言われるような出来でした。上手く書けないので嫌すぎて後回しにしていたのですが、放置しすぎて試験1ヶ月前になってもまともな文章が書けずに泣きながら書く羽目になりました。練習するしかないので、とりあえず文章の構成を理解するために、EYEに置いてある合格者の小論文をよく読みました。そして、そこで使われている文章構成をそのまま真似して書いてみました。何度も書いていると文章構成が体に身について、まともな文章が書けるようになりました。さらに、時間もどんどん短くなっていき、試験5日前くらいにはやっと制限時間内に書き終わるようになりました。本番では警視庁で働きたい想いをしっかり込めて書けたので、少しでも合格につながったのかなと思います。

―私の面接対策―

 面接は、EYEでもらった過去に聞かれた質問集のうちよく聞かれている質問に対しての答えを準備して友達や先生と練習しました。あとは、話し方や振る舞いなども岡田先生と相談して、直すべきところは直し、そのままの自分を活かすところは活して面接練習をしました。

―勉強で工夫したこと―

 私が勉強で意識したことは塾に通うことと陸上用のストップウォッチで時間を計りました。家ではだらけてしまって勉強できないので、塾が空いている日はなるべく塾の自習室で勉強しました。ストップウォッチは、時間を可視化することによって、最低限の勉強時間を確保するようにしました。

―応援メッセージ―

 私にとってこの受験期はただ勉強するだけでなく、自分の過去から現在、就職先、そしてその先の未来を考えるとても大切な時間になりました。正直、なんとなく就職先候補の一つであっただけの警察官。私の大学の友人は皆、民間企業志望だったので私も民間じゃなくていいのか、他の人生もあるのではないか、受験期に何度も自分に問いました。自分は今まで、どんなことが好きでどんなことは好かなくて、どんな人たちに囲まれて生きてきたのか。自分について考えてみると、自分の持っている価値観や大切にしたい考え方が少しだけ浮き出てきました。そして、自分の人生を通し、どんな信念のもと、どんな人間になっていきたいのか、将来の自分を想像してみる時間でもありました。一度きりの自分の人生だから、後悔しないように生きたい。なりたい自分に一番近づける職業はなんだろうと、何度も何度も考えて、私は警察官という職業にたどり着きました。勉強し始めてからでさえ揺らぐ時もありましたが、たくさん悩んで考えてそれでも、他の職業ではなく選んだ警察官という職業に受かることができて本当に嬉しいです。未来はわからないので少し不安もありますが、今はワクワクの方が大きいです。楽しみで仕方ないです。今の自分では想像もつかないほど大変なことがあるかもしれないけれど、常に大事だと思うことを見失わないよう、自分と対話しながら一生懸命頑張りたいです。勉強しながらも志望先や将来に悩んだら、自分について考えてみてもいいかもしれないです。そして先生や友人と話をしたりしてリフレッシュしながら、また勉強に向かえばいいと思います。