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保護者の皆さまへ 今時の就職活動を知る

学生の就職活動を取り巻く状況は、年々大きく変化していっています。
公務員受験も例外ではなく、親世代とはその環境が大きく違います。
その違いをしっかりと理解してあげ、子どもと同じ目線でサポートを
してあげることが大切です。

01年間の公務員受験スケジュールを知る

公務員試験に合格するために必要な勉強時間は、
独学で2,000時間、予備校に通って1,000時間です。
効率的かつ計画的なスケジューリングが大切です。
また、受験期後半には面接対策も必要になります。
自己分析の際には、ぜひ親御さんも協力してあげてください。

年間公務員受験スケジュール

02親世代との違いを知る ~環境編~

保護者の方々はついつい、自分の就職活動の経験をもとに
アドバイスしがちです。
例えば、現在50歳前後の保護者の方だと、
多少の波はあれど景気が右肩上がりの時代で、
多くの企業が終身雇用を前提に学生を積極採用していた時代です。

しかし、社会は大きく変わりました。
「2人に1人は大学生」と言われるほど大学生は増え、
産業構造は着実に変化し、企業はグローバル化を進めています。
大学に進学する割合は倍になっているのに対し、
日本の経済成長率は著しく鈍化、大卒の求人倍率も下がっています。
ひと言で言えば、

「時代は大きく変わった」

のです。

保護者世代と就活生世代 環境の変化

環境の変化

03親世代との違いを知る ~用語編~

ESって書くの本当に大変なんだよね。
ガクチカとか、何書いたらいいか分からないし。
キャリセンでも相談してるんだけどまとまらなくて…。
でも、もっと大変なのが面接なんだって。
プレゼン面接とかグループディスカッションとか。
お祈りメールはもらいたくなし、今度お母さんも手伝ってね」

いわゆる「就活用語」が連発されたこの会話、
それぞれがどんな意味なのか分かりましたか?
保護者世代と異なるのは、就活を取り巻く環境ばかりではありません。
就活用語も、以前とは全くの別物になっています。
今回はよく使われる「就活用語」をご紹介します。

就職情報サイト
企業情報をはじめ、民間就活に関連する多くの情報を掲載したWeb サイトのことです。
リクナビやマイナビなどの情報サイトを使って情報を集め、プレエントリーや企業説明会の予約をするのが一般的となっています。
会員登録しなくても閲覧できるページもありますので、一度アクセスしてみると就活生が見ている情報を知ることができます。
以前までは、掲載されている情報も民間企業が中心でしたが、最近ではこれらのウェブサイトを使って試験情報を公開している市町村も増えてきました。独立行政法人や私立大学法人などの求人も掲載されますので、民間就活をしない公務員受験生でも登録をして損することはありません。
キャリアセンター/就職課
就活支援を行う学校の専門部門。保護者世代では「就職課」という名称が一般的でしたが、現在では「キャリアセンター」通称「キャリセン」と呼ばれることが増えました。
保護者の時代より支援活動に力を入れ、企業情報の提供だけでなく、面接対策やエントリーシートの添削など細やかな指導を行う学校が増えています。
就活生のよき相談相手としてサポートをしてもらえます。
エントリーシート/ES
通称「ES(イーエス)」と呼ばれる、志望先に提出する応募書類のことです。
主な記載項目は、「志望動機」「自己PR」「学生時代に力を入れたこと」などで、「学生時代に力を入れたこと」は「ガクチカ」とも略されます。
ESは面接試験のひとつのハードルで、 ES による書類選考を通過するために多くの学生がその作成に労力と時間をかけています。
適性検査
職務や組織への適応性や、基礎的な能力を判断するためのテスト。
筆記やWebテストなどで行われます。
主に選択回答式で行われ、制限時間に対し問題数が多いので、素早く解いていく必要があります。
職務との「相性」を知ることが目的です。
適性検査の際に自分を良く見せようと偽った回答をしてしまうと、本当の適性と異なる職場に配属されてしまうなど、入社後「こんなはずでは・・・」と思うような事態に繋がることもあります。
ありのままの自分を判断してもらうといったスタンスが賢明です。
グループディスカッション/グループワーク
どちらも受験生をグループ単位に分けて行う採用手法で、前者は何らかのテーマについて討論させ、グループでの結論を発表させるものです。
後者は商品開発などビジネス的なテーマを与え、その解決策を検討させるものです。
グループ内での役割分担、貢献度、協調性などを判断します。
集団での議論に慣れていない受験生も多く、こうした場では緊張しがちです。
大人だから気付く、集団行動を取る上での立ち振る舞いのポイントをアドバイスしてあげてください。
お祈りメール/サイレント
企業からの不採用通知のことです。
文末に「今後のご活躍をお祈り致します」などと書かれることが多いため、受験生の間で「お祈りメール」と呼ばれるようになりました。
そのことから、不採用になること自体が、「お祈りされる」「祈られた」と呼ばれたりもするようです。
保護者世代より求人倍率が下がり、企業が厳選採用を進める中、不採用通知が続くのは珍しいことではありません。
また、企業の中には不採用の連絡をしない企業もあり、企業からの採用・不採用通知が来ないまま連絡が途絶えることが「サイレント」「サイレントお祈り」と呼ばれています。
はっきりとした連絡が来ないため気持ちを切り替えるのが難しいですが、あまり長く連絡を待っているようならば、他の企業にも目を向けられるようにそれとなく促してあげてもいいかもしれません。

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04公務員試験を知る

【仕事内容】

○地方公務員
採用された自治体でまちづくりや教育・福祉・産業について、地域住民との距離がとても近いところで、いろいろな分野の仕事に携わります。
市役所だけでなく、学校や病院・図書館などの仕事をしている人も地方公務員です。
地域活性化に力を入れているところが多く、着眼点や発想力も求められる傾向にあります。真面目で人の立場に立って物事を考えられる人に向いている職業です。

○国家公務員
国家機関のスペシャリストと呼ばれ、経済や地球環境・税金・労働問題・安全など国にかかわるとてもスケールの大きな仕事をしています。
多くは中央の本省庁で働くことになりますが、地方の機関で働くこともあります。
国のことを第一に考え、国民の為に役に立ちたいという想いを持っている人に向いています。

【待遇】

○平均年収
東京都の一般職:710万円(平均41.8歳)/民間企業414万円
○ボーナス
2014年冬のボーナス 大幅増加(11%増)で平均69万円
○退職金
勤続25年以上約2635万円(平成25年4月1日調査)/民間平均1700万円

【志望理由ベスト3】

  1. 1位 安定
  2. 2位 転勤したくない
  3. 3位 民間に向いていない

【採用試験・受験倍率について】

○受験倍率
1次試験の倍率は約5~ 30倍です。面接試験の倍率は3倍程度です。

○併願
公務員試験は受験料無料のため、併願がしやすいのが特徴です。
平均して10ヶ所ほど併願する人が多いです。

○筆記試験の変化
昨今、筆記試験が実施されない自治体や、民間就活で利用しているSPI・SCOAを取り入れている自治体が増えてきています。
そのため、民間就活をしながら公務員を併願、という併願プランを組むことも可能です。

【筆記試験について】

○学歴・学科について
もちろん学力試験ですので、しっかり勉強をされてきて、それなりに学歴を持たれている方が有利になるのは必然ですが、学歴・学科が直接合否に影響することはありません。
筆記試験のレベルも、センター試験をLv.10 とするならば、教養試験はLv.8 程度です。
これからの学習に力を入れれば、十分に挽回できます。

○1日、1週間の学習量
時期にもよりますが、
4~8月⇒3~5時間/1日、10~20時間/1週間
8~12月⇒6~7時間/1日、30~40時間/1週間
翌1~5月⇒8~10時間/1日、50~60時間/1週間
以上が目安です。

○始める時期
言うまでもなく、早いほど有利です。
割合的には、3年春までに6割の方がスタートされます。
そして、3年生の春が一番スタートされる方が多いです。

○苦手な科目について
「うちの子、文系だから計算は捨てようと思ってます」
「経済学部なので、法律はやらずに経済で点を稼ぎます」
など、得意分野だけ勝負する、もしくは苦手分野ははなっからやらない、と考える方もいらっしゃいますが、それはとても危険な選択です。
例えば得意分野が経済で、受験する時たまたま「経済が難しくて、法律が簡単な試験問題」だったら、全く得点できずに終わります。
試験科目が多いので、科目を絞りたくなる気持ちも分かりますが、科目の難易度がどう変移するかはその年の試験を受けないと分かりません。
ですので、どの科目も「簡単な問題が出た時は解ける」くらいの学力はつけるようにしましょう。

【面接対策について】

○面接でよく聞かれる内容
志望動機や自己PR はもちろんのこと、学生時代力を入れたこと、
挫折・失敗した経験から学んだことなど、エントリーシートをもとに聞かれる質問や、
希望した部署に配属にならなかったらどうするか?上司と意見が食い違ったらどうするか?
などの、典型質問があります。

○「競争」ではなく「協調」できる人
目指す先が公務員である以上、「全体の奉仕者」として働くことを忘れてはいけません。民間企業と違い、誰かと競争して勝ち進んでいこうとする向上心よりも、周りと協力して国民や市民のために奉仕できる協調性のある人が選ばれます。

○時事、地域行政への興味
時事に関する質問もよくされます。学生からすると時事は難しく、取っ付きにくいイメージを持ちがちなので、新聞を取るようにする、ニュースを見るようにするなどして、保護者の方も一緒に時事問題に興味を持ってください。

○親としてフォローできる面接支援
面接といっても、基本は「会話のやり取りができるかどうか」です。相手の話を聞き、正しい言葉で返答する。普段の会話から、正しい言葉遣いなどを意識させてあげたり、目を見て話すこと、挨拶をすることなど、社会人として最低限必要なマナーも身につけられるよう、日頃からサポートしてあげてください。

05就職活動の「今」を知る

1日でも「インターン」積極的に参加しよう!

経団連の指針の手引きには、インターンについて「採用選考活動とは一切関係ないことを明確にして行う必要がある」と書いてあります。しかし、学情のアンケートでは、「インターンで採用・内定出しをする」企業は6.9%だったものの、「参加者は選考で優遇する」企業は37.7%に上り、計約45%がインターンと採用を関連づけていると回答しました。「優遇」とは、インターン参加者対象の早期選考や1次面接免除などを指します。

2016.12.1 朝日新聞より

「就職活動における自分の最大の武器だと思うもの」

文系男子は「サークル活動・部活動の経験」が21.0%(対前年比3.6ポイント増)、文系女子は「忍耐力・粘り強さ」が15.7%( 対前年比2.2ポイント減) だった。理系男子は、「学校で学んだ専門知識」が20.6%(対前年比0.5ポイント増)、理系女子では「学校で学んだ専門知識」が19.5%(対前年比3.3ポイント増)と前年よりも割合を高くし、最も多くなった。

「2018年卒 マイナビ大学生のライフスタイル調査」(2016年12月16日~2017年1月15日/学生3,924名を対象)

3月1日は、経団連の「採用選考に関する指針」に定められた「広報活動」の開始日。

実際には何が始まる?

  1. ①各企業の採用ホームページで採用情報オープン(募集要項など)
  2. ②WEBエントリー(プレエントリー)開始
  3. ③あさがくナビなどの就職情報サイトでも掲載企業の採用情報オープン
  4. ④エントリーシート(ES)受け付け開始
  5. ⑤採用に関する会社説明会
    (合同企業説明会=合説、大学での学内セミナー、企業主催の説明会)

朝日学情ナビより

06公務員受験サポートの注意点

受験勉強に勤しんでいる我が子を見ると、
親心からなにかと色々苦言を呈したくなるものですね。
しかしその一言が、頑張っている本人達のプレッシャーになっているかもしれません。
お子様が「がんばろう!」と思えるようなサポートをしてあげてください。

  • 子どもの意思を尊重する

    企業や自治体の中には「保護者の反対で内定を辞退された」経験があると答えているところもあり、保護者の発言が就職活動に大きな影響を与えていることが分かります。なぜその公務員に決めたのか、お子さんとよく考えて、お子さん自身の考えで就職先を選べるように導いてあげてください。
  • 経済的サポートをしてあげる

    リクルートスーツやかばんに靴、問題集代に模試代など、公務員受験にはなにかとお金がかかります。
    選考に進めばその分交通費もかかりますし、パソコンやスマートフォンを新調するのであればさらに出費がかさみます。
    全部の出費を負担してあげる必要はありませんが、必要に応じてサポートしてあげましょう。
  • リラックスできる環境を作る

    連日勉強をしていたり、試験が始まればほぼ毎週筆記試験を受けることになります。
    緊張とプレッシャーの中、お子さんは懸命に試験対策に取り組んでいます。そんな時、ほんのひと時でもツラい気持ちを忘れ、心からくつろげるのが「自分の家」です。リラックス・リフレッシュできるような環境作りをしてあげてください。

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